いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「継母の連れ子が元カノだった13 あなたにこの世で誰よりも」紙城境介(角川スニーカー文庫)

継母の連れ子が元カノだった13 あなたにこの世で誰よりも (角川スニーカー文庫)

水斗のプロデュースでイラストレーターとして歩み始めたいさなに、ラノベの依頼が舞い込んだ。プロデビューの覚悟が問われるなか、返答期限は9月末――ちょうど文化祭が終わる頃まで。そんなことを露知らず、いさな推しのギャル・吉野の発案で、いさながクラスの出し物の看板を描くことに!テーマは『脱出ゲーム』。気合いが入った吉野は、1年生からシナリオライターまで連れてきた。
「先輩。私の相談役になってくれませんか?」脚本を読んだ水斗は、その後輩文学ギャル・道倉美陽にも、才能を見出して手伝うと言い出し――!?
恋、夢、情熱……創作者《クリエイター》たちの青春弾ける、高2文化祭編!!


結女は文化祭実行委員長として、水斗は不本意ながらいさなが巻き込まれたクラスの出し物を成功させるべく奔走する、二度目の文化祭編。
結女との関係が安定して、友人カップルは納まるところに収まって、今度はいさなのターン。いさなの今後や水斗との関係性をはっきりスッキリさせておこうという趣旨、だったはず。最終的にはある意味ケジメもつけたので、概ね間違ってはいないのだけど、、、
この敏腕マネージャー、また新しい女引っ掛けてますよ。
クラスの出し物の脚本を書くてくれた後輩女子に才能を見出してしまった水斗がその子に猛アタック。いさなが産みの苦しみを味わい、作品を衆目に晒す恥ずかしさと怖さを知り、クリエイターとして一皮むける為に藻掻いている時におまえってやつは。
しかも、器用貧乏で情熱不足の天才脚本家を盛大に焚きつけてその気にさせておいて、匂わせ段階で振るという悪魔の所業。その上「京大で待っている」とキープともとれる発言。これはメインサブ関係なくヒロインたちから異口同音に「女の敵」と言われるのも納得ですわ。水斗の天職はマネージメント業でもプロデュース業でもなくホストだね、間違いない。
そんな行いが祟ったのか、衝撃のラストで結女との関係に暗雲が!? 正直なところ、タイミングは削がれてもそれほど障害になるとは思えないのだけど。どう拗れるのか見物。