第1試合
帝京(東京) 4-3 沖縄尚学(沖縄)
16年ぶりセンバツ出場の帝京が昨夏優勝校を撃破。
勝敗を分けたのは沖縄尚学の内野守備。
6回まで開幕戦の緊張感もなく無難にこなしていた守備が、1点リードで勝ちを意識し始めてしまったのか7回から突然乱れ初め、7回は凌いだが8回の2つのエラーが致命傷に。球数が増えてきた投手と四周り目の打線。それでなくても打者有利の条件なのに、味方に足を引っ張られてしまっては流石の末吉でも堪え切れなかった。
開幕戦らしくない静かで緊迫感ある試合だっただけに、決着がミス絡みなのが残念。それでも末吉と帝京打線の対決は見応えがあった。
第2試合
阿南光(徳島) 1-3 中京大中京(愛知)
5番の2年生松田の今大会初ホームランを含む3安打の活躍で中京大中京が競り勝つ。
とにかく中京大中京の早打ちが目立った試合。
阿南光が2投手で計10安打打たれながら二人合わせてたった90球。第一試合に比べると大分塁上を賑わせていたのに試合時間が約1時間半という驚きの早さ。この打撃を積極的と取るか淡白な攻撃と取るかは悩ましいところ。ランナーがいる時はもっとじっくり行った方がいいと思うんだが。
阿南光は終始押される試合展開の中、守備ではよく粘っていたが攻撃面、特にバントが拙かった。バントが決まった5回は得点できたが他はとことん決まらず、反撃ムードを自ら潰してしまっていた。
第3試合
八戸学院光星(青森) 15-6 崇徳(広島)(延長10回タイブレーク)
この試合で最も印象に残ったのは渋い顔をしている八戸学院光星の監督。基本ラジオ視聴で画面はたまにしか見ないのだけど、見るたびに光星の監督の苦虫を嚙み潰したような顔が映っていたような気がする。
それもそのはず、八戸学院光星は9回までに6エラーと内野守備が壊滅状態。初回にエラーから3点失うと、逆転した8回にはエラーにエラーが重なり同点に追いつかれる最悪の展開。普通なら負けパターンだが、崇徳も崇徳で先制点以降は何故かスクイズにこだわり、それがことごとく失敗。勝つチャンスはいくらでもあったのに流れを掴み切れず、結局相手の打力に圧し潰された。
壮絶な勝ちの譲り合いのような試合だった。前二試合が締まった好ゲームだっただけに、この試合のグダグダさがより際立つ結果に。
今年からDH制が導入されたセンバツ高校野球。
飛ばないバットの所為で高校生の打力が大きく落ちているのもあって「あんまり変わらないな」というのが現状の率直な感想。ピッチャーがランナーに残った時の作戦の妙や展開の綾がなくなってしまうのはちょっと残念かな。
ただ、効果の一つに選手の出場機会の増加を謳いながら、大谷ルールの適用はなんか違うような。