いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「ソードアート・オンライン29 ユナイタル・リング VIII」川原礫(電撃文庫)

ソードアート・オンライン29 ユナイタル・リングVIII (電撃文庫)

「初めてお目にかかります、エオライン・ハーレンツさま」
ユージオによく似た面影を持つ男・エオラインは、陰謀と戦乱渦巻く《アンダーワールド》で、反乱軍の虜囚となってしまう。そんな彼が対面した人物は、反乱劇を操る《魔女》にして、リアルワールドからの《侵入者》だった。
《魔女》の狙いを知ったエオラインは、超大型機竜《プリンキピア》脱出を決意。一方キリトは、エオライン救出の好機を待ちつつ、《ユナイタル・リング》第二階層の攻略へ赴く。
二つの世界で、それぞれの戦いが始まる。再び二人が相まみえる日は――?


1年8ヵ月ぶりの本編。
おかげさまでユナイタル・リング編からの固有名詞が全然思い出せない。キャラが増えすぎてて誰が誰だか・・・。
それでも《ユナイタル・リング》をプレイしている時は面白かった。
誰が誰だかわからなくてもどの陣営なのかは言語とかでなんとなくわかるし、準備からレイドボス戦までそれなりに盛り上がっていたので。
背表紙のアスナさんは楽しそうに何してんだろ?と思ったら、スキー場のリフトを作ってしまうとは。リズベット棟梁マジパネェっす。レイドボス戦もキリトには珍しく冷や冷やする場面が多い、緊張感のある戦いだった。
ただ、その《ユナイタル・リング》での話が、度々アンダーワールドのあれこれで流れをぶった切られるのが非常にもどかしい。場面転換はもちろん、プレイ中でもキリトの思考がそっちに飛んでしまうので、集中して楽しめない。折角、ユナイタル・リングのゲーム性や展開はずっと面白いのに。もったいない。
あと、何もかもが尻切れトンボなのもモヤっとする。《ユナイタル・リング》でのテイムの途中でなんで次のシーンになった? 誕生会は? エオラインだけは一応進展があったけど、解決したわけでないし・・・。
ラストシーンでムタシーナの素性がある程度明らかになったのが、「ああ、またそんな感じの敵なのかー」って感じ。敵が強大すぎてイマイチピンとこないというのが本音。ラースに噛みつけるような国際的な組織みたいなところじゃないと、もうキリトをピンチにさせられないのだろう。
色々途中&大ピンチで気になる幕引きでも、次もまた2年くらい先なんだろうなあ・・・覚えている自信ない。