「お隣の天使様」シリーズ初のスペシャルブックは、これまでのドラマCD第1弾から第5弾までのノベライズと、読者アンケートで人気の高かったテーマを元にした書き下ろし短編を収録。また、カバ―イラストは描き下ろしのほか、イラストギャラリーも収録。キャラクター紹介ページをはじめ、ここでしか見れない天使様シリーズの情報満載! ファン必携の一冊です。
これは、甘くて焦れったい、恋の物語--。
これまでに出たドラマCDのエピソードに加え、読者アンケートで選ばれたシチュエーションの短編が収録されたspecial book。
先月刊行の12巻がシリアス回だったので、これで甘味補給だ!と意気込んで読んだら、甘味供給過多でした。知ってたw
ドラマCDのノベライズは、お付き合いを始める前の状態から今の状態まで順に読めるので、どんどん糖度が増していく過程が追えるのが良かった。ドラマCD付は買っていないので新鮮な気持ちで読めたし。おかげで後半は糖分過多になるのだけど。看病イベントが多いのは、周が弱らないと甘えないって理由なんだろうな、たぶん。
それと、周と真昼に加えて樹と千歳の四人のエピソードが多いのも特徴。ドラマCDの脚本なので、二人だけの話で埋めてしまうのはレパートリーとしてどうなの?って事なんだろうけど、基本自分たちの世界に入り込む二人なので、他の視点があるのは嬉しい。話としては冬の鍋パ「冬のひとときと紡いでいく物語」からの、春の花見「お花見日和のある日のこと」の流れが好き。少々のおいたは許してもらえる気の置けない友人たちとのミニパーティ。周と真昼の性格上、ほんのちょっとのすれ違いで実現しなかったであろう楽しいひと時が尊い。誰かが遠く離れた大学に行かない限り、大学生になっても続きそうだ。
読者アンケートのエピソードは浴衣、付き合う前真昼視点、水着選び、IFの4編。
なんと言っても、真昼があの黒ビキニを買ってしまった経緯を知れる真昼と千歳のお買い物デート「譲歩的要請法というやつで」が一押し。ウザ絡みが多くて時々鬱陶しい千歳だけど、今回ばかりはいい仕事をしたと褒めなければなるまい。
十二分に糖分補給できる一冊で大満足。
