咳なかーま(´・ω・)人(・ω・`)（誰とだｗ
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん〈4〉絆の支柱は欲望 (電撃文庫)
三月三十一日。マユが破綻した。
四月一日。僕は単身、かつて誘拐犯が住んでいた邸宅に足を運んでいた。主観でいうと、元僕ん家だ。今では、その屋敷は『大江家』の所有物となっていた。
元自宅で待ち受けていたのは、以前の姿を一片も感じさせない増改築。窓にはめ込まれた鉄格子、歪な洋館的風貌。屋内では、家人の景子さんによる鳥肌な歓迎と忌まわしき過去との再会。僕はすべてを受け入れながら、屋敷を探索する。求めるものは、マユがまーちゃんにもどるための何か。
しかし事態は混迷を極め始める。切られた電話線、水没する携帯電話、大江家の皆さんと共に閉じ込められる僕ら……ら？そうだ。伏見、なんでついてきたんだよ。クローズド・サークルって、全滅が華なんだぞ。
……さて僕は。この小旅行中に、みーくんを取り戻し、まーちゃんを救うことができるのだろうか。
ミステリホラー風言葉遊び。
ちょっと強引だけどクローズドサークルだし、ちゃんと人は死んでいくし、過去の名作ミステリの欠片がチラホラと見つけられるに、やっぱりミステリって感じがしないんだよな(^^； いつにも増して変人奇人しか出てこないから、危機感や緊張感が異質だからか。それともみーくんの一人称語りの表現がなんでもかんでも遠回しだから、伏線を探す気になれないからだろうか。まあ、元々みーくんの言葉遊びのような禅問答のような独白を楽しむ作品だからまぁそれはそれで。
言葉遊びの観点から見ると、みーくんの生き写しのような湯女（大江家長女）の存在によって楽しさが２倍。胡散臭さも２倍だけどｗ
次は犯人確定と脱出とまーちゃんの回復（するのか？）か。興味は犯人＜＜＜まーちゃん＜＜＜柚々。
犯人は・・・桃花の死体が見つかってないからどこかで茜と桃花が入れ替わるとかそんな簡単なオチはないよね？ 湯女のある台詞に貴弘（長男）が入ってないのがちょっと気になってはいるのだが、湯女が犯人じゃ面白くも何とも（ｵｲｗ
