いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



レビュー

「七つの魔剣が支配する IV」宇野朴人(電撃文庫)

再び春を迎えたキンバリー魔法学校。オリバーたちは二年生に進級し、新入生たちの世話に新たな科目、それぞれの修行と、目まぐるしい日々を送っていく。 そんな中、ひとときの休息を魔法都市ガラテアで過ごすことにした6人。空飛ぶ絨毯に乗り、買い物や名物…

「幼なじみが絶対に負けないラブコメ2」二丸修一(電撃文庫)

幼なじみの黒羽に告白し、見事玉砕した俺。死にたい。フラれるってこんなに辛かったのか……っていうか、あそこまでいったら普通OKするだろ! 笑顔で「ヤダ!」ってなんだよ! マジで女子の気持ちわかんねー。でもまてよ、白草は俺のことが好きなんだよな……今なら…

「ソードアート・オンライン22 キス・アンド・フライ」川原礫(電撃文庫)

『ザ・デイ・ビフォア』――《SAO》攻略のさなか、キリトはアスナにプロポーズし、二人は新婚生活を送ることに。だが新居に到着した二人が目にした光景は、思いがけないもので……? 『ザ・デイ・アフター』――新生《ALO》に新たなアバターでダイブ以来、アスナは…

「横濱SIKTH ―けれども世界、お前は終わらない―」ニリツ(LINE文庫)

横濱――巷では表立ってはいないが『SIKTH(シックス)』と呼ばれる異能力者達が確認され、事件が多発。最近では行方不明者まで出ているという荒様だ。そこには横濱の裏案件を「掃除」する元刑事を始め、蹴殺脳筋マシーンの男、カタコトの褐色ムスメ、詐称と女…

「すべては装丁内」木緒なち(LINE文庫)

「何なの、あのドSデザイナー!」 学央館書房の新人編集者・甲府可能子は憤っていた。 編集長から紹介を受けた装丁デザイナー、烏口曲に企画していた詩集の装丁を即刻で「やらない」と断られたからだ。 曰く、可能子の装丁に対する考えの甘さが原因らしいが…

「ダンジョン・ザ・ステーション」大泉貴(LINE文庫エッジ)

迷宮主を名乗る謎の人物の宣言により、突如新宿駅は、底の見えない巨大迷宮と化した。そこには駅員と呼ばれる危険な怪物も出現。国は迷宮駅攻略のために探索員制度を制定するが、どうにも個性的な強者ばかりが集うように。最強の殺し屋聖女、常に眠い魔法使…

「さよならの言い方なんて知らない。2」河野裕(新潮文庫nex)

架見崎。誰も知らない街。高校二年生の香屋歩と幼馴染の秋穂栞が訪れたその場所には、戦争があった。人と人が対立し、殺し合い、奪い合う。そんな世界で、二人はかつての親友トーマと再会する。架見崎で二年余りを過ごした彼女は、最大の領土を誇るチームの…

「魔弾の王と聖泉の双紋剣」瀬尾つかさ(ダッシュエックス文庫)

ライトメリッツ公国の戦姫・エレンの下で働く弓使いの青年・ティグルと、エレンの副官・リム。故あって二人はいま、ジスタートに突如攻め入ってきた敵国・アスヴァールの真っ只中で孤立していた。 そこで二人は、アスヴァール王女ギネヴィアから、信じられな…

「魔弾の王と凍漣の雪姫4」川口士(ダッシュエックス文庫)

エリオット王子を利用してアスヴァールの内乱に介入すべく派遣されたティグル、ミラ、ソフィーたちジスタート軍は、暴虐の限りを尽くしていた魔物・トルバランを討ち取り、港町デュリスの解放に成功した。 が、王子の急死という予期せぬ事態の発生により、急…

「Iの悲劇」米澤穂信(文藝春秋)

一度死んだ村に、人を呼び戻す。それが「甦り課」の使命だ。 市長肝いりのIターンプロジェクト。公務員たちが向き合ったのは、一癖ある「移住者」たちと、彼らの間で次々と発生する「謎」だった。 人当たりがよく、さばけた新人、観山遊香(かんざん・ゆか)。…

「今日は心のおそうじ日和 素直じゃない小説家と自信がない私」成田名璃子(メディアワークス文庫)

突然終わった結婚生活。バツイチか──と嘆く余裕もない私。職務経験もろくにないが、家事だけは好きだった。 そんな私に住み込み家政婦の仕事が舞い込む。相手は高名な小説家。そして整った顔立ちとは裏腹に、ものすごく気難しい人だった。行き場のない私と、…

「ファイフステル・サーガ4」師走トオル(富士見ファンタジア文庫)

灰エルフの軍勢を退け、一時の休戦状態へ持ち込んだカレルに、息つく暇もなく《狂嗤の団》切り込み隊長コルネリウスへの婚約話という難題が降りかかる。コルネリウスとともに内乱中のヴィエレヒト司教領を訪れたカレルは婚約者の少女ヘンリエッテと出会う。 …

「氷川先生はオタク彼氏がほしい。 1時間目」篠宮夕(富士見ファンタジア文庫)

「可愛くて優しいオタク彼女がほしい」儚い願望を抱くオタク高校生の俺、霧島拓也は春休み――理想の彼女に、出会った。 「そ、その、もう少し君と話せたらなって思ってて……」 オタク美少女、氷川真白さんに! 趣味も相性抜群な俺たちはすぐに仲良くなって、氷…

「俺、ツインテールになります。18」水沢夢(ガガガ文庫)

ついに集結した四体の神のエレメリアン「終の零星」。ツインテイルズは宣戦布告として彼らからアルティメギル基地への転送ゲートディスクを手渡された。いよいよ最後の戦いの時が迫っていた。総二たちはそれぞれが想いを胸に、来たるべき決戦までの日々を過…

「プロペラオペラ」犬村小六(ガガガ文庫)

極東の島国・日之雄。その皇家第一王女イザヤ18歳。彼女は、重雷装飛行駆逐艦「井吹」の艦長である。もちろん乗組員全員彼女の大ファン! そんな「井吹」に突然部下として乗り込んできたのは、主人公クロト。皇族傍系黒之家の息子クロトはイザヤとは幼なじみ…

「妹さえいればいい。13」平坂読(ガガガ文庫)

冬が終わり、季節は春。主人公達はそれぞれ、新しい一歩を踏み出していた。新シリーズを発表した不破春斗。出版社ブランチヒルに入社し、ついにプロの編集者となった白川京。大学のTRPGサークルでオタサーの姫と化した羽島千尋。そして10万文字のラブレター…

「ここは書物平坂 黄泉の花咲く本屋さん」新井輝(富士見L文庫)

あの世とこの世の狭間で、鬼の店長が営む奇妙な店「書物平坂」。上司からパワハラを受け人生に絶望した奈美は、この「書物平坂」へ辿り着き、昔大事にしていた一冊に再会。夜通し読書に没頭することで元気を取り戻すと、今度は鬼の店長に店番を頼まれてしま…

「Unnamed Memory III 永遠を誓いし果て」古宮九時(電撃の新文芸)

「私の王よ。魔女が貴方に、永遠に変わらぬあ条を捧げましょう」 オスカーの呪いも解かれ、契約終了まであと三ヶ月。自分の心に迷うティナーシャの前に、新たな魔女の刺客が現れる。“呼ばれぬ魔女”レオノーラの狙いは、契約者であるオスカーの方で――。国を巻…

「魔法科高校の劣等生 (30) 奪還編」佐島勤(電撃文庫)

水波を連れ、日本を脱した九島光宜。パラサイト化したレイモンドと共に、USNA軍基地のある北西ハワイ諸島を目指す。 一方、九重八雲という意外な伏兵によって追跡を阻止された達也だが、彼は水波のことを諦めてはいなかった。必ず連れ戻す、と深雪と約束した…

「86―エイティシックス― Ep.7 ―ミスト―」安里アサト(電撃文庫)

上位指揮官機〈無慈悲な女王〉。それは対レギオン戦争で守勢に立つ人類に与えられた“銀の弾丸”。『第86独立機動打撃群』の活躍で〈彼女〉の確保に成功した連邦・連合王国は、轡を並べる第三国「ヴァルト盟約同盟」にて、その解析と「尋問」を開始する。 一方…

「解術師アーベントの禁術講義」川石折夫(電撃文庫)

魂に直接メスを入れ患者を蝕む『呪い』を除去する異端の解術師・アーベント。 通常の治癒魔術では治せない呪いでさえも解いてみせるその奇跡の施術は、失敗すれば死亡率100%の禁忌の術だった。 闇医者と疎まれながらも、魔術講師として神学校に勤め、とある…

「居酒屋がーる」おかざき登(LINE文庫)

片菊嘉穂は今日も馴染みの居酒屋『竜の泉』のカウンターで日本酒をたしなんでいた。嘉穂の頼んだ料理が運ばれてくると、それを隣で見ていた女性が「おいしそう。私もそれください! 」と頼み、さらにその隣に座っていた女性も「わたしも便乗させてもらっても…

「エクストラ・フォーリン・エールワイフ ―異世界の奥さんは日本のビールを学びたい―」阿羅本景(LINE文庫エッジ)

長野義文は叔母の美沙に幼少の頃から恋心を抱いていた。彼女が二年前に病没するまでは――。その後、義文は美沙の忘れ形見である千沙都の未成年後見人となり、同居生活を送っていた。そんな折、突然彼らの家に異世界から勇者の妻が転移してくる。ミサクミラと…

「サバゲにGO! はじめてのサバイバルゲーム」アサウラ(LINE文庫エッジ)

日々をなんとなく過ごす青年・貞夫と、その友人シノ。二人が偶然立ち入ってしまったお店……それはエアガンショップだった。 姉妹の店員、舞白菜花と璃良に心惹かれるも、それ以上に店内に所狭しと並ぶ銃器の数々が、二人の童心を強く強く刺激する。その後、彼…

「犯人AIのインテリジェンス・アンプリファー 探偵AI2」早坂吝(新潮文庫nex)

人工知能探偵・相以の驚異的な推理力に大敗を喫した以相。復讐に燃える彼女は、人間の知能を増幅させ完璧な共犯者を造り、相以に挑戦状を叩きつけた。ゴムボートで漂着した死体、密室で殺された漁協長、首相公邸内殺人事件。連鎖する不可解な事象を読み解く…

「常敗将軍、また敗れる3」北条新九郎(HJ文庫)

ダーカス一行の次の目的地は後継問題で二勢力に割れるサラマド公国。片勢力の主導者ライミリアは美貌と指導力を併せ持つシャルナの叔母にあたる人物だった。シャルナは尊敬する叔母にダーカスの雇用を勧めるが、条件が折り合わずダーカスは客として残ること…

「魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?9」手島史詞(HJ文庫)

シアカーンの情報を得るため、そして黒花の治療で自分に不安を抱くネフィを元気づけるため、ネフィとオリアスを引き合わせる決心をするザガン。しかし当のオリアスは「アザゼルの杖を回収する」というメッセージを残して姿を消していた。二人はオリアスを追…

「夢に現れる君は、理想と幻想とぼくの過去」園生凪(講談社ラノベ文庫)

23歳、職歴半年のニート、僕の立場を一言であらわすとこうなる。 友人であるカッツンの家に居候させてもらいだらけた日々を送っていた僕は、夢をコントロールする方法を記載したブログを見つける。夢の中で死なない、夢に一週間以上とどまらないこと、と注意…

「さよならの言い方なんて知らない。」河野裕(新潮文庫nex)

あなたは架見崎の住民になる権利を得ました―。高校二年生の香屋歩の元に届いた奇妙な手紙。そこには初めて聞く街の名前が書かれていた。内容を訝しむ香屋だが、封筒には二年前に親友が最後に残したものと同じマークが。トーマが生きている?手がかりを求め、…

「君と漕ぐ2 ―ながとろ高校カヌー部―」武田綾乃(新潮文庫nex)

インハイ出場を決めた希衣と恵梨香の新ペア。カヌー部女子四人は休む間もなく練習を重ね、結束を深める。次の関東大会では、絶対的な強さの“孤高の女王”こと利根蘭子をはじめ、千葉からは繊細なパドル捌きで魅せる双子の大森姉妹、山梨からはパワーが武器の…