いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



レビュー

「スーパーカブ6」トネ・コーケン(角川スニーカー文庫)

高校生最後の日、卒業式。小熊、礼子、椎の3人は窮屈な式典の終わりを合図に、ポケットからカブのキーを取り出した。高校生から大人になるまでの、短い猶予。それを目いっぱい使って、自分たちがこれから暮らす街・東京を知るために3人はバイクを走らせる。…

「101メートル離れた恋」こまつれい(講談社ラノベ文庫)

男子高校生の浅田ユヅキがある日目覚めると、女の子の人形の姿になっていた! 人形の名はセブンス。一流の魔法使いであり人形師である朝霧キョウコが作り出した、世界最高クラスのスペックをもつレンタルサービス型の美少女オートマタである……らしい。その役…

「終わった恋、はじめました」小川晴央(講談社タイガ)

「シュレディンガーの猫」は生と死が重なり合った状態ならば、俺の初恋はシュレディンガーの恋というべきだろう。意地を通し会社を退職した俺に、妹から一年ぶりの電話。病を抱えた高校時代の恋人を捜しに行こうというのだ。彼女の足跡を辿り妹と旅に出た俺…

「ときどき旅に出るカフェ」近藤史恵(双葉文庫)

平凡で、この先ドラマティックなことも起こらなさそうな毎日を過ごす瑛子が近所で見つけたのは日当たりが良い一軒家のカフェ。店主はかつての同僚・円だった。苺のスープなどメニューにあるのは、どれも初めて見るものばかり。旅先で見つけたものを再現し、…

「君が今夜もごはんを食べますように」山本瑤(集英社オレンジ文庫)

家具職人をめざし、修業を積んでいた倉木相馬。良い家具を作るには人間について理解していなくてはならないと考える師匠に、家具職人以外の仕事を体験するよう言われ、女友達の営む茶房で働くことに。もともと料理が得意だった相馬は、茶房での仕事に喜びを…

「お隣さんと始める節約生活。 電気代のために一緒の部屋で過ごしませんか?」くろい(富士見ファンタジア文庫)

「貧乏なわけじゃないけど、もう少し遊ぶお金がほしい」 一人暮らしの高校生の俺・間宮哲郎は、同じく遊ぶお金が欲しい隣人の高校生・山野さんと一緒に、節約生活を始めてみた。 最初は自作の弁当を比べたり、巨大なパンをシェアしたり、と色々やってみたん…

「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 (14)」渡航(ガガガ文庫)

季節はまた春を迎えようとしていた。同じ日々を繰り返しても、常に今日は新しい。言葉にしなければ伝わらないのに、言葉では足りなくて。いつだって出した答えはまちがっていて、取り返しがつかないほど歪んでしまった関係は、どうしようもない偽物で。――だ…

「世話好きで可愛いJK3姉妹だったら、おうちで甘えてもいいですか?」はむばね(富士見ファンタジア文庫)

27歳の社畜・人見春輝が酔った勢いで拾ったのは、可愛いけど個性的な神待ち家出中の3姉妹だった。 「春輝さん。私、処女なので! ……ま、ま、間違えました!」 しっかり者なのに春輝の前ではテンパりがちな長女、小桜伊織。 「ブラくらいで真っ赤になった! …

「きみはポラリス」三浦しをん(新潮文庫)

どうして恋に落ちたとき、人はそれを恋だと分かるのだろう。三角関係、同性愛、片想い、禁断の愛……言葉でいくら定義しても、この地球上にどれひとつとして同じ関係性はない。けれど、人は生まれながらにして、恋を恋だと知っている──。誰かをとても大切に思…

「ぼくの妹は息をしている (仮)」鹿路けりま(電撃文庫)

「人を殺す小説を書きてえなあ。」 どうせ小説を書くのならそんな小説がいいと、ぼくは常々思っていた。そしてかばんの中には、そんなぼくの「処女作」がある。そう、自分の「脳」を用いた自動執筆装置によって、ぼくはついに小説の作者になったのだ。 さて…

「地獄に祈れ。天に堕ちろ。」九岡望(電撃文庫)

イカしたDJが今回のお話を大紹介ダ! ミソギ、死者。嫌いなものは聖職者。犯罪亡者をぶっ飛ばし、地獄の閻魔に引き渡す荒事屋にして……シスコン(妹)! アッシュ、聖職者。嫌いなものは死者。聖なる銃をぶっ放し、死者を殺しまくる某機関の最終兵器にして……シス…

「三角の距離は限りないゼロ4」岬鷺宮(電撃文庫)

一人の中にいる二人の少女、「秋玻」と「春珂」。二重人格の彼女たちと触れ合ううち、僕らの中で始まった恋は――ある日、唐突に終わりを迎える。 そして……。 ――そして彼は、変わってしまった。 だから、わたしは、わたしたちは動き出す。出会った頃の「彼」を…

「やさしい魔女の救いかた」井上悠宇(LINE文庫)

魔法が当たり前に存在する現代世界。ごく少数だけいる魔法使い――魔女は古来より人々の悩みを魔法で解決していた。 ある日、いつも六法全書を小脇に抱えている法律マニアの男子高校生の四方司は、魔法を悪用した疑いで魔女裁判にかけられそうになった見習い魔…

「オタクと家電はつかいよう ミヤタ電器店の事件簿」田中静人(宝島社文庫)

「うちの社長は笑いません。ですが、お客さまの笑顔のために努力しています」という求人広告に惹かれ、「ミヤタ電器店」に転職した森野美優。人の気持ちは読めないが、家電に詳しい店長の宮田とともに「なんでも対応」をポリシーに、家電トラブルに隠された…

「百錬の覇王と聖約の戦乙女19」鷹山誠一(HJ文庫)

ユグドラシル全土を襲った巨大地震は、戦局にも大きな影響を及ぼしていた。ギャッラルブルー関の崩落を見てすぐさま侵攻を始めた信長《炎》に対し、防御璧を失い決死の撤退戦を余儀なくされる《鋼》。そしてケルムト河の氾濫により本隊から寸断されたジーク…

「戦うパン屋と機械じかけの看板娘10」SOW(HJ文庫)

皆に祝福され、結婚式を挙げたルートとスヴェン。しかし、人と機械では生きる時間が違いすぎた。だから、スヴェンは人間になることを決意し、人化の方法を知るマイッツァーを探すのだが、彼は保安部の手によって誘拐された後だった。 マイッツァーの救出に動…

「終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか? #08」枯野瑛(角川スニーカー文庫)

パニバルたちが〈十一番目の獣〉を討ち、38番島は歓喜の騒乱にあった。しかし水面下に隠されていた最後の危機を前に、護翼軍、貴翼帝国、そしてオデットが相対する。そこで示された滅びを避けられる手順は、浮遊大陸群を自分たちの手で破壊するというもので―…

「俺の家に何故か学園の女神さまが入り浸っている件」紫ユウ(角川スニーカー文庫)

自堕落な一人暮らしを送る高校生の俺・常盤木翔和。ある日同じ学年の癒し系美少女・若宮凛を空腹から救ったことがきっかけで、「受けた恩をお返ししたいんです!」学校でもバイト先でも、彼女がついて回るようになり!? 面倒見のいい凛は、バイト漬けでピンチ…

「倒れるときは前のめり ふたたび」有川ひろ(角川書店)

「有川浩」改め「有川ひろ」のエッセイ集“ふたたび”! ペンネーム変更にもつながった日々の出会いへの感謝、 書き継いだ「コロポックル」ほか、愛する本たちへの想い、 ネット時代の言葉について、 神戸の「ツリー」に思うこと、etc. 『県庁おもてなし課』の…

「太陽のシズク ~大好きな君との最低で最高の12ヵ月~」三田千恵(新潮文庫nex)

死に至る「宝石病」を患う理奈は海の見える高校に転校してきた。不安と焦燥を抱えながらも、残された時間で「素晴らしい青春」を送らなければと頑張る彼女は、運命の恋人と無二の親友と出会う。一緒に過ごした最後の12ヶ月は、大切なことに気付いたかけがえ…

「八丈島と、猫と、大人のなつやすみ」五十嵐雄策(メディアワークス文庫)

六年間勤めた会社を離れ、八丈島で1ヶ月を過ごすことになった川瀬星子。仕事も恋もうまくこなしていると思っていたが、いつも味方になってくれた祖母の死をきっかけに、気持ちの糸が切れてしまったのだった――。 家賃はタダだけど年季の入った古民家の掃除に…

「弱キャラ友崎くん Lv.8」屋久ユウキ(ガガガ文庫)

文化祭が終わり、冬休みが明けて。人生攻略に大きな区切りをつけた俺の目の前に、新たな難題が立ちふさがっていた。――進路調査票。将来なにをして、どう生きるのか。そんな、ある意味「人生を決める」問題が、明確な期限をもって迫ってくる。もちろん日南の…

「ゲーマーズ!12 ゲーマーズと青春コンティニュー」葵せきな(富士見ファンタジア文庫)

今度こそ勘違いじゃない。正真正銘の愛の告白によってカップルになった雨野景太と天童花憐……だったが、こじらせゲーマーたちの青春に平穏が訪れるわけもなく――。 「あらあら……相変わらずぬるいプレイをなさっているようね、雨野君。嘆かわしい」「おやおや、…

「ロクでなし魔術講師と追想日誌5」羊太郎(富士見ファンタジア文庫)

魔術の失敗で、システィーナがグレンの飼い猫に!?――『猫になった白猫』。惚れ薬によってルミアが、全校生徒から追い回されて!?――『勃発、愛の天使戦争』。あんなに好きだったのに……どうして苺タルトはリィエルを裏切ってしまったのか―――『リィエル捕獲大作戦…

「NNNからの使者 猫は後悔しない」矢崎存美(ハルキ文庫)

離婚して、都内のアパートに一人で暮らす田宮真澄、五十歳。ある日、パート先から自転車で帰る途中、何かをひいてしまった。猫だ。動物病院を連れていくべきか、このまま行ってしまおうか――迷っているところへ別の三毛猫がやってきて、咎めるように鋭く鳴い…

「天才王子の赤字国家再生術5 ~そうだ、売国しよう~」鳥羽徹(GA文庫)

『やはり手を組むべきは、グリュエールだな、間違いない! 』 ミールタースでの騒動を機に、大いに知名度を上げたナトラ王国は、空前の好景気を迎えていた。 追い風に上機嫌なウェインにとって気がかりなのは、西側への玄関口として成長著しいマーデン領の存…

「魔法少女育成計画「黒」」遠藤浅蜊(このライトノベルがすごい! 文庫)

市立梅見崎中学校、2年F組。女子ばかり、わずか15人だけで構成された奇妙な学級だが―― その実態は「正しい魔法少女」を育成するために作られた「魔法の国」肝煎りの特別クラスだった! 選ばれたエリート魔法少女たちは未来への希望に顔を輝かせるが、その陰に…

「七つの魔剣が支配する IV」宇野朴人(電撃文庫)

再び春を迎えたキンバリー魔法学校。オリバーたちは二年生に進級し、新入生たちの世話に新たな科目、それぞれの修行と、目まぐるしい日々を送っていく。 そんな中、ひとときの休息を魔法都市ガラテアで過ごすことにした6人。空飛ぶ絨毯に乗り、買い物や名物…

「幼なじみが絶対に負けないラブコメ2」二丸修一(電撃文庫)

幼なじみの黒羽に告白し、見事玉砕した俺。死にたい。フラれるってこんなに辛かったのか……っていうか、あそこまでいったら普通OKするだろ! 笑顔で「ヤダ!」ってなんだよ! マジで女子の気持ちわかんねー。でもまてよ、白草は俺のことが好きなんだよな……今なら…

「ソードアート・オンライン22 キス・アンド・フライ」川原礫(電撃文庫)

『ザ・デイ・ビフォア』――《SAO》攻略のさなか、キリトはアスナにプロポーズし、二人は新婚生活を送ることに。だが新居に到着した二人が目にした光景は、思いがけないもので……? 『ザ・デイ・アフター』――新生《ALO》に新たなアバターでダイブ以来、アスナは…