いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



レビュー

「バンチョ高校クイズ研」蓮見恭子(集英社文庫)

杜の都仙台。東二番丁高校に赴任した熱血教師・慎太郎は、クイズ研の再興を決意。知識だけでなく様々な能力が試されるクイズの魅力を信じ、部員の勧誘を開始する。集まったのはクールな優等生、おっとりした巨漢、運動神経抜群のお調子者。秘密兵器は保健室…

「むすぶと本。 『さいごの本やさん』の長い長い終わり」野村美月(KADOKAWA)

店主の急死により、閉店フェアをすることになった幸本書店。そこに現れたのは、故人の遺言により幸本書店のすべての本を任されたという都会から来た高校生・榎木むすぶ。彼は本の声が聞こえるという。その力で、店を訪れる人々を思い出の本たちと再会させて…

「むすぶと本。 『外科室』の一途」野村美月(ファミ通文庫)

本は読み手を、深く愛している。 本の声が聞こえる少年・榎木むすぶ。とある駅の貸本コーナーで出会った1冊の児童書は“ハナちゃんのところに帰らないと”と切羽詰まった声で訴えていた。恋人の夜長姫(=本)に激しく嫉妬され、学園の王子様・姫倉先輩の依頼を解…

「青雲を駆ける 6」肥前文俊(ヒーロー文庫)

タニアが妊娠したことがわかって、大喜びのエイジ。 だが、文明レベルの低い異世界では、出産はかなりの難題。 母子ともに健康に生まれる可能性は低いという。 そこで、エイジは現代日本の知識を総動員し、タニアに安全な出産をさせるために環境を整えるべく…

「サンタクロースを殺した。そして、キスをした。」犬君雀(ガガガ文庫)

聖夜を間近に控えた12月初旬。先輩にフラれた僕は駅前のイルミネーションを眺め、どうしようもない苛立ちと悲しさに震えていた。クリスマスなんて、なくなってしまえばいいのに……。そんな僕の前に突如現れた、高校生らしい一人の少女。「出来ますよ、クリス…

「シュレディンガーの猫探し」小林一星(ガガガ文庫)

探偵は“真実”を求め、魔女は“神秘”を求める。そして時に、人には解かれたくない謎があり、秘密にしておきたい真実がある――。とある事件をきっかけに訪れた洋館で、僕は一人の魔女に出会う。「解かれない謎は神秘と呼ばれる。謎は謎のまま――シュレディンガー…

「Unnamed Memory V 祈りへと至る沈黙」古宮九時(電撃の新文芸)

「お前が欲しい。だから結婚を申しこんでいる」 「……は?」 オスカーの呪いを解いたティナーシャは自国に戻り、魔法大国・トゥルダールの女王として即位した。別々の道を歩み始めた二人の決意とは――。そして、呪いの元凶たる『沈黙の魔女』がついに二人の前に…

「谷中びんづめカフェ竹善3 降っても晴れても梅仕事」竹岡葉月(集英社オレンジ文庫)

谷中に新しくできた高級食パン店のパン職人が、竹善のジャムを気に入ってコラボを持ち掛けてきた。その女性は積極的で、どうやらセドリックに気があるらしい。その上、セドリックの亡くなった妻に似ていると聞いて、紬は内心動揺していた。果たしてコラボの…

「出張料理人ぶたぶた」矢崎存美(光文社文庫)

体調が悪い自分の代わりに、出張料理人の作る料理を食べてほしい。そう頼まれて友だちの家に行った里穂は、やって来たその渋い声の料理人の姿にびっくり仰天――しかし、彼の作る料理を食べた時間は、なんだかとっても、特別な思い出になった(「なんでもない日…

「天才王子の赤字国家再生術7 ~そうだ、売国しよう~」鳥羽徹(GA文庫)

ディメトリオ皇子とその家臣達は、会議の場で困惑していた。 (どうしてこいつがいるのだろう) 会議に参加しているナトラ王国王太子ウェインも思っていた。 (どうして俺がここにいるんだろう) 三皇子のいがみ合いで長らく膠着状態が続いてきた帝国の後継者争…

「幼なじみが絶対に負けないラブコメ4」二丸修一(電撃文庫)

骨折した俺のために、白草が泊まり込みでお世話にやってくる……! 初恋の美少女と家で一晩中二人っきりとか、何も起こらないわけがない! 動かない右腕の代わりにご飯をアーンとか、ふ、風呂もあるよな。あとは寝る時に……みたいな妄想を繰り広げていたが――。黒…

「俺の妹がこんなに可愛いわけがない (14) あやせif 下」伏見つかさ(電撃文庫)

高校3年の夏、俺はあやせの告白を受け容れ、恋人同士になった。 「……桐乃には、内緒ですよ?」 初めてのデート。 そして、初めてのキス。 新しい関係に戸惑いながらも、俺たちは残り少ない夏休みを二人で過ごすべく計画を立てる。 「……わたしも……恋人と海とか…

「声優ラジオのウラオモテ#02 夕陽とやすみは諦めきれない?」二月公(電撃文庫)

裏営業スキャンダルが何とか収束を迎え「コーコーセーラジオ!」続行決定! ――とほっとしたのも束の間、 「友情ごっこがしたいならよそでやれよ」 ストイックな実力派の先輩声優・めくるに突然浴びせられた強烈な罵倒。でも彼女にも実は、秘密の《ウラ》の顔が…

「ガラッパの謎 引きこもり作家のミステリ取材ファイル」久真瀬敏也(宝島社文庫)

「引きこもり」作家として活躍する石田水瀬と幼馴染みの徳川大樹。「隠れキリシタン」の新説に挑むため、「引きこもり」なのに、なんとか取材にやってきたが、調査は思わぬ方向へと広がっていく。キリシタン大名、河童の一種「ヨッカブイ」、さらには「妖怪…

「サバゲにGO!2 インドア戦と雨の日の屋外戦」アサウラ(LINE文庫エッジ)

サバゲの楽しさを初めて経験し、電動ガンをも手に入れた貞夫だったが、梅雨時期で、なかなか次の参戦の機会を得られずにいた。 そんなサバゲ欲が高まっていたところ、舞白姉妹に勧められ、貞夫と後輩のシノは初のインドア戦に参加する事を決める。 そしてま…

「猫のお告げは樹の下で」青山美智子 (宝島社文庫)

ふと立ち寄った神社で出会ったお尻に星のマークがついた猫――ミクジの葉っぱの「お告げ」が導く、7つのやさしい物語。失恋した相手を忘れたい美容師、中学生の娘と仲良くなりたい父親、なりたいものが分からない就活生、夢を諦めるべきか迷う主婦……。なんでも…

「異世界のんびり農家07」内藤騎之介(KADOKAWA/enterbrain)

「安心して我に任せよ」 新しく作られた“五ノ村”では、責任者に任命された母狐・ヨウコが獅子奮迅の大活躍。 “五ノ村”の環境を迅速に整えつつ、予想外に大勢集まった移住希望者をなんとか捌いていく。 そんな中、やってきたのは無礼なエルフの一団。彼らの要…

「終末なにしてますか?異伝 リーリァ・アスプレイ#02」枯野瑛(角川スニーカー文庫)

聖剣セニオリスの調整に訪れた幽霊船都市国バゼルフィドルで、正規勇者(リーガル・ブレイブ)リーリァにできたはじめての友人・エマ。「正規勇者は、正義の味方じゃねぇ。あくまでも、人類の味方であって、人類の敵の敵だ」 そんな守護者が、友人を奪われた…

「異世界のんびり農家06」内藤騎之介(KADOKAWA/enterbrain)

村に迷い込んでやってきた子狐。 その子狐を追いかけてきた母狐。 子狐はすんなりと村に馴染んだものの、母狐は村を支配すると乗り出した・・・が、すぐにヒラクに降参。 相手が少し悪かったものの、九尾狐(ナインテール・フォックス)の本気は見られるのか…!…

「異世界のんびり農家05」内藤騎之介(KADOKAWA/enterbrain)

大樹の村の上空に突然現れた空飛ぶ城、”太陽城” コウモリの羽を背につけた男が村を占拠したと宣戦布告を始めた…… 火楽(ヒラク)はいつも通りに『万能農具』で攻撃、トラブルを収める。 しかし、本当のトラブルはここからだった!? この”太陽城”を制圧するため…

「異世界のんびり農家04」内藤騎之介(KADOKAWA/enterbrain)

双子の天使族、スアルリウ・スアルコウ 大樹の村に再びやってきたキアービットに同行してきたのは、双子の天使族であるスアルリウとスアルコウ。彼女たちを加えてもあまり変化のない村の生活!? 畑を耕し、魔物も耕し、村の拡張はのんびり進行中です! 異世界…

「異世界のんびり農家03」内藤騎之介(KADOKAWA/enterbrain)

「村の発展に尽力したい!」 新しい村の発展のため、『万能農具』で畑を拡張、さらに村の整備も整えていく。そこへ、突然やって来た天使族の長の娘が、村長・火楽(ヒラク)に試練を課すも……!? 火楽の子どもが新たに誕生し、『大樹の村』はさらに活気あふれてい…

「異世界のんびり農家02」内藤騎之介(KADOKAWA/enterbrain)

「新しい村をつくって、村人を集めよう」 村の安定のために、新しい村づくりを決めた村長・火楽(ヒラク)。たちまちケンタウロスやミノタウロスなどの異種族移民が現れて……みるみるうちに農村『大樹の村』の周辺は賑やかさを増していく!! 異世界を『万能農具…

「探偵くんと鋭い山田さん 俺を挟んで両隣の双子姉妹が勝手に推理してくる」玩具堂(MF文庫J)

入学早々――俺は失敗した。親の仕事が探偵だと口走ってしまったせいで、クラスメートから相談が持ち込まれるようになったのだ。絶版した推理小説の犯人当て、美術部で振るわれたナイフの謎、面倒なことになったと頭を抱える俺に―― 「それさ、そもそも事件じゃ…

「異世界のんびり農家01」内藤騎之介(KADOKAWA/enterbrain)

闘病の末に命を落とした青年・火楽(ヒラク)は、神様によって蘇生され、若返って異世界に転移した。第二の人生、のんびり農業を楽しむために! 神様に授けられた『万能農具』を手に、自由気ままに異世界を切り拓く! そこに天使や吸血鬼、エルフに竜まで現れて……

「吸血鬼は僕のために姉になる」景詠一(ダッシュエックス文庫)

丘の上の屋敷には、盲目の吸血鬼が住んでいる。そういう噂を聞いたのは、僕がとても小さな頃だ。 唯一の肉親であった祖父を喪った僕は、件の女性、霧雨セナに引き取られた。 彼女の正体は噂通りの吸血鬼。ただし、性格は心配性でおせっかいの姉といった感じ…

「家族なら、いっしょに住んでも問題ないよね?」高木幸一(GA文庫)

「そこ、部屋を裸とか下着で歩かないっ!先輩を誘惑しないでっ!」 天涯孤独となった高校生、黒川真は、なぜか4姉妹と住むことに――。 小説家の長女、「きみは生理的にOK」と、クールな高校生の次女、元気いっぱいで、真になついてくる小学生の四女、そして――。…

「わたしの旦那はタイムトラベラー」森川秀樹(富士見L文庫)

絵に描いたように平凡なお人好しな末莉に訪れた、イケメン弘紀との運命の出逢い。3回目のデートでプロポーズ、出逢って2ヵ月でゴールイン! 誰もが羨む寿退社を遂げた、はずだったのだが―― 「僕は未来からやって来た。この結婚も任務の一環でしかない」 新婚…

「吸血鬼に天国はない (3)」周藤蓮(電撃文庫)

「お兄ちゃんも真面目に生きて、天国を目指そうって気になってきたんですか?」 個人でやっていた運び屋を、会社として運営し始めて早一月。恋人のルーミー、そして社員として雇い入れたバーズアイ姉妹たちとともに仕事を回す日々。経営は苦しいながらもシー…

「86―エイティシックス― Ep.8 ―ガンスモーク・オン・ザ・ウォーター―」安里アサト(電撃文庫)

〈レギオン〉完全停止の可能性。終わらぬはずの、戦争の終わり。それは人類の悲願。明日への希望。 しかし、戦士たちは――戦いが終わった先、戦場で死ぬ定めだった「エイティシックス」は、どこへゆくのか。〈シリン〉との出会いで、死を恐れぬことの不気味を…