いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



レビュー

「氷川先生はオタク彼氏がほしい。 1時間目」篠宮夕(富士見ファンタジア文庫)

「可愛くて優しいオタク彼女がほしい」儚い願望を抱くオタク高校生の俺、霧島拓也は春休み――理想の彼女に、出会った。 「そ、その、もう少し君と話せたらなって思ってて……」 オタク美少女、氷川真白さんに! 趣味も相性抜群な俺たちはすぐに仲良くなって、氷…

「俺、ツインテールになります。18」水沢夢(ガガガ文庫)

ついに集結した四体の神のエレメリアン「終の零星」。ツインテイルズは宣戦布告として彼らからアルティメギル基地への転送ゲートディスクを手渡された。いよいよ最後の戦いの時が迫っていた。総二たちはそれぞれが想いを胸に、来たるべき決戦までの日々を過…

「プロペラオペラ」犬村小六(ガガガ文庫)

極東の島国・日之雄。その皇家第一王女イザヤ18歳。彼女は、重雷装飛行駆逐艦「井吹」の艦長である。もちろん乗組員全員彼女の大ファン! そんな「井吹」に突然部下として乗り込んできたのは、主人公クロト。皇族傍系黒之家の息子クロトはイザヤとは幼なじみ…

「妹さえいればいい。13」平坂読(ガガガ文庫)

冬が終わり、季節は春。主人公達はそれぞれ、新しい一歩を踏み出していた。新シリーズを発表した不破春斗。出版社ブランチヒルに入社し、ついにプロの編集者となった白川京。大学のTRPGサークルでオタサーの姫と化した羽島千尋。そして10万文字のラブレター…

「ここは書物平坂 黄泉の花咲く本屋さん」新井輝(富士見L文庫)

あの世とこの世の狭間で、鬼の店長が営む奇妙な店「書物平坂」。上司からパワハラを受け人生に絶望した奈美は、この「書物平坂」へ辿り着き、昔大事にしていた一冊に再会。夜通し読書に没頭することで元気を取り戻すと、今度は鬼の店長に店番を頼まれてしま…

「Unnamed Memory III 永遠を誓いし果て」古宮九時(電撃の新文芸)

「私の王よ。魔女が貴方に、永遠に変わらぬあ条を捧げましょう」 オスカーの呪いも解かれ、契約終了まであと三ヶ月。自分の心に迷うティナーシャの前に、新たな魔女の刺客が現れる。“呼ばれぬ魔女”レオノーラの狙いは、契約者であるオスカーの方で――。国を巻…

「魔法科高校の劣等生 (30) 奪還編」佐島勤(電撃文庫)

水波を連れ、日本を脱した九島光宜。パラサイト化したレイモンドと共に、USNA軍基地のある北西ハワイ諸島を目指す。 一方、九重八雲という意外な伏兵によって追跡を阻止された達也だが、彼は水波のことを諦めてはいなかった。必ず連れ戻す、と深雪と約束した…

「86―エイティシックス― Ep.7 ―ミスト―」安里アサト(電撃文庫)

上位指揮官機〈無慈悲な女王〉。それは対レギオン戦争で守勢に立つ人類に与えられた“銀の弾丸”。『第86独立機動打撃群』の活躍で〈彼女〉の確保に成功した連邦・連合王国は、轡を並べる第三国「ヴァルト盟約同盟」にて、その解析と「尋問」を開始する。 一方…

「解術師アーベントの禁術講義」川石折夫(電撃文庫)

魂に直接メスを入れ患者を蝕む『呪い』を除去する異端の解術師・アーベント。 通常の治癒魔術では治せない呪いでさえも解いてみせるその奇跡の施術は、失敗すれば死亡率100%の禁忌の術だった。 闇医者と疎まれながらも、魔術講師として神学校に勤め、とある…

「居酒屋がーる」おかざき登(LINE文庫)

片菊嘉穂は今日も馴染みの居酒屋『竜の泉』のカウンターで日本酒をたしなんでいた。嘉穂の頼んだ料理が運ばれてくると、それを隣で見ていた女性が「おいしそう。私もそれください! 」と頼み、さらにその隣に座っていた女性も「わたしも便乗させてもらっても…

「エクストラ・フォーリン・エールワイフ ―異世界の奥さんは日本のビールを学びたい―」阿羅本景(LINE文庫エッジ)

長野義文は叔母の美沙に幼少の頃から恋心を抱いていた。彼女が二年前に病没するまでは――。その後、義文は美沙の忘れ形見である千沙都の未成年後見人となり、同居生活を送っていた。そんな折、突然彼らの家に異世界から勇者の妻が転移してくる。ミサクミラと…

「サバゲにGO! はじめてのサバイバルゲーム」アサウラ(LINE文庫エッジ)

日々をなんとなく過ごす青年・貞夫と、その友人シノ。二人が偶然立ち入ってしまったお店……それはエアガンショップだった。 姉妹の店員、舞白菜花と璃良に心惹かれるも、それ以上に店内に所狭しと並ぶ銃器の数々が、二人の童心を強く強く刺激する。その後、彼…

「犯人AIのインテリジェンス・アンプリファー 探偵AI2」早坂吝(新潮文庫nex)

人工知能探偵・相以の驚異的な推理力に大敗を喫した以相。復讐に燃える彼女は、人間の知能を増幅させ完璧な共犯者を造り、相以に挑戦状を叩きつけた。ゴムボートで漂着した死体、密室で殺された漁協長、首相公邸内殺人事件。連鎖する不可解な事象を読み解く…

「常敗将軍、また敗れる3」北条新九郎(HJ文庫)

ダーカス一行の次の目的地は後継問題で二勢力に割れるサラマド公国。片勢力の主導者ライミリアは美貌と指導力を併せ持つシャルナの叔母にあたる人物だった。シャルナは尊敬する叔母にダーカスの雇用を勧めるが、条件が折り合わずダーカスは客として残ること…

「魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?9」手島史詞(HJ文庫)

シアカーンの情報を得るため、そして黒花の治療で自分に不安を抱くネフィを元気づけるため、ネフィとオリアスを引き合わせる決心をするザガン。しかし当のオリアスは「アザゼルの杖を回収する」というメッセージを残して姿を消していた。二人はオリアスを追…

「夢に現れる君は、理想と幻想とぼくの過去」園生凪(講談社ラノベ文庫)

23歳、職歴半年のニート、僕の立場を一言であらわすとこうなる。 友人であるカッツンの家に居候させてもらいだらけた日々を送っていた僕は、夢をコントロールする方法を記載したブログを見つける。夢の中で死なない、夢に一週間以上とどまらないこと、と注意…

「さよならの言い方なんて知らない。」河野裕(新潮文庫nex)

あなたは架見崎の住民になる権利を得ました―。高校二年生の香屋歩の元に届いた奇妙な手紙。そこには初めて聞く街の名前が書かれていた。内容を訝しむ香屋だが、封筒には二年前に親友が最後に残したものと同じマークが。トーマが生きている?手がかりを求め、…

「君と漕ぐ2 ―ながとろ高校カヌー部―」武田綾乃(新潮文庫nex)

インハイ出場を決めた希衣と恵梨香の新ペア。カヌー部女子四人は休む間もなく練習を重ね、結束を深める。次の関東大会では、絶対的な強さの“孤高の女王”こと利根蘭子をはじめ、千葉からは繊細なパドル捌きで魅せる双子の大森姉妹、山梨からはパワーが武器の…

「本屋の店員がダンジョンになんて入るもんじゃない」しめさば(ダッシュエックス文庫)

本を愛してやまない青年、アシタ・ユーリアス。 「一生本を読んで暮らしたい!」というアシタだったが、彼が働く本屋にはいつもひっきりなしに冒険者たちがやって来る。 理由は簡単。 彼の“知識”が欲しいのだ。 本が読めればそれでいいというアシタの想いとは…

「わたしの知らない、先輩の100コのこと1」兎谷あおい(MF文庫J)

“最寄り駅が同じ”以外接点がなく、毎朝顔を合わせるだけだった先輩と後輩。そんな二人がある日、約束を交わしました。その内容は『1日1問だけ、どんな質問にも絶対正直に答える』というもの。 「わたしはせんぱいのことが知りたいですし、せんぱいも知らない…

「月とライカと吸血姫5」牧野圭祐(ガガガ文庫)

共和国の宇宙開発が停滞し、上層部の人命軽視と隠蔽体質が現場に重くのしかかる。一方、連合王国は資金力と組織力を武器に目覚しい成果を上げ続けていた。そんな中、レフの同期であるミハイルとローザが結婚するという知らせが飛び込む。しかしそれは、政府…

「ロクでなし魔術講師と禁忌教典15」羊太郎(富士見ファンタジア文庫)

「なんで! 俺が! こいつらの総監督を務めにゃならんのよ!?」 帝国代表選抜会を終え、いよいよ迫る魔術祭典。何の因果か、総監督を務めることになったグレン。メイン・ウィザードを勝ち取ったシスティーナと訪れたのは自由都市ミラーノ! 平和の祭典に相応…

「死体埋め部の悔恨と青春」斜線堂有紀(ポルタ文庫)

英知大学に入学したばかりの祝部は、飲み会の帰りに暴漢に襲われた末、誤って相手を殺してしまう。途方に暮れた祝部を救ってくれたのは、同じ大学の先輩だという織賀だった。しかし死体の始末を申し出てくれた織賀の車には、すでに別の死体が乗っており、祝…

「かくりよの宿飯 十 あやかしお宿に帰りましょう。」友麻碧(富士見L文庫)

手作りのお弁当と引き換えに、伏せられてきた大旦那の真意へ触れた葵。自ら捕われた大旦那を進むため、葵は天神屋の仲間たちとともに決戦の地・妖都へ向かう。 ついに始まる八葉夜行会。雷獣の陰謀はめぐり、大旦那を“隠世”の底へ封印する提案がなされた。採…

「アクセル・ワールド24 ―青華の剣仙―」川原礫(電撃文庫)

物理攻撃無効。属性攻撃無効。接近不可能な超難敵《太陽神インティ》を討つべく、六大レギオンの総力が結集する。 打倒インティ、そして黒雪姫解放の鍵――。それは、インティが放つ《炎熱ダメージ》無効の強化を施された《ルシード・ブレード》、そしてその所…

「さくら書店の藍子さん 小さな書店のささやかな革命」浅名ゆうな(富士見L文庫)

錆びれた佇まいの「佐倉書店」。偶然書店に入った康樹はそこで、しつこく珈琲を勧めてくる最高に野暮ったい女性、藍子に出会う。 佐倉書店の店長だという藍子は万引き犯も見逃してしまう程のお人よし。加えて書店は常連客しかおらず、赤字続き! 誰にでも優…

「りゅうおうのおしごと!11」白鳥士郎(GA文庫)

「私を殺して……」 奨励会三段リーグで三連敗を喫し心が折れた銀子は、八一に懇願する。 「俺が連れて行ってあげますよ。絶対に死ねる場所へ」 こうして二人は将棋から逃げた。それは同時に、なぜ将棋を指すのか問い直す旅でもあり―― なぜ、八一は銀子を『姉…

「吸血鬼に天国はない」周藤蓮(電撃文庫)

大戦と禁酒法によって旧来の道徳が崩れ去ったその時代。非合法の運び屋シーモア・ロードのもとにある日持ち込まれた荷物は、人の血を吸って生きる正真正銘の怪物――吸血鬼の少女であった。 仕事上のトラブルから始まった吸血鬼ルーミー・スパイクとの慣れない…

「俺の妹がこんなに可愛いわけがない (13) あやせif 上」伏見つかさ(電撃文庫)

高校3年の6月。俺はあやせから、相談を受ける。「お兄さん、桐乃のことでご相談があります!」あやせは妹の親友で、俺のことを嫌っている……これからもそのはずだった。 なのに相談に乗っているうち、 「わたし、お兄さんにずっとひどいことを――」誤解は解け、…

「おいしいベランダ。 返事は7日後のランチで聞かせて」竹岡葉月(富士見L文庫)

まもりとお隣に住む恋人・葉二のベランダ菜園には、華やかなパッションフルーツも加わって、夏が楽しみな季節。 同時に、まもりは就職にむけて心が騒ぐ大学3年目に。教職を目指す湊ちゃんと違って、何をすべきか悩んでしまうけれど……! 就職活動の手がかりに…