いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「異世界のんびり農家16」内藤騎之介(KADOKAWA/enterbrain)

行方不明の伯爵を捜索しに行き、あっさり見つける村長一行。
伯爵が無事だったことを喜び、村に帰ってのんびりしているところに大勢の天使族がやってきた。
天使族の事情をききつつ、季節は秋から冬に。冬の生活を楽しめるようになったころ――
五ノ村では銀狐族がヨウコに会いに来ていた!


プギャル伯爵捜索inシャシャートに四ノ村の拡張、五ノ村に銀狐族到来などのイベントを熟しつつ、村長と大樹の村はいつもの通りに秋から冬を過ごす16巻。

【祝】MY推し天使グランマリア、久々の挿絵登場! やったぜ!
あと、ヒイチロウ人間ver.やオーロラ(ティアの二番目の子)など、これまで顔がわからなかった子たちの口絵挿絵があるのがちょっと嬉しい。ヒイチロウは地m……お父さん似かな。オーロラちゃんカワイイ、姉のようにならないでね(切実)
さて、本編の方は初めにシャシャートの街に行ったくらいで、あとは村内の話。五ノ村はまだ若干“外”感あるけど。
やっぱり村の話をしている時の方が面白い。村長が色々思いついて成功したり失敗したりするは村に居る時だし、古参勢が多く出てくるのも当然大樹の村。村長が大樹の村を散歩している時がこのシリーズのハイライトといっても過言ではない(過言です
その思い付きで面白かったのはお金持ちごっこからメダルゲームの流れ。村長の思いつくゲーム、ギャンブル性が高いの多くね? で、結局武闘会は誰が優勝したんだろう。というか、お蔵入り決定のメダルゲームに負ける武闘会の存在意義よ。
村の変化としては、冬限定ながらいつの間にか相当な人数になっていた天使族。ただ、スクルド姉さん(仮名)以外は存在感皆無で、天使族の大樹の村内での影の薄さはまるで変わってないのだが。まあ、ここは人数じゃないから。村内では人型最多勢力のハイエルフよりも少数の山エルフの方が存在感あるし。いや、吸血鬼や鬼人族を考えるとむしろ少ない方が存在感あるかも。
イベントの方で印象に残ったのは最後の銀狐族到来。これが異世界十二支とお稲荷さん誕生の瞬間である(違 印象に残ったのは新キャラ達ではなく痛々しいヨウコなんだけどね。
次回は王都パレード。ストックが風前の灯火だ……