いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?18」手島史詞(HJ文庫)

魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい? 18 (HJ文庫 て 02-01-18)

迫りくる数々の危機や問題に対抗すべく行動を起こすザガン。そこに突如現れたのは、ザガンの旧知の仲にして敵の首魁でもある、マルコシアスその人だった。
「現〈魔王〉を招集する。お前にも、そこに来てほしい」
果ての地で開かれる、現〈魔王〉が勢揃いする集会。出向くことを決意したザガンは、せっかくの機会だからと仲間たちと共に道中で観光三昧!? 更にはバルバロスがザガンとネフィのために何やら企んでいるようで――。大人気ファンタジーブコメ第18巻!


表紙とラストがエンダーーーーーーーーーーーーーな18巻。
ストーリーとしてはザガンとマルコシアスによるまだフリーの魔王や魔王候補の引き入れ合戦と、現魔王が一堂に会する〈魔王〉会議開催のお知らせ。と、いったところだが、もう誰もそんなところ気にしてないよね←おい
誰も彼もがあっちでイチャイチャ、こっちでイチャイチャの通常営業。今回はずっと城にいたゴメリ婆さんが狂喜乱舞。本人は大して動いていないのに、それはもう目立っておられましたよ。
ホントあの婆さんどうなってんだ? 敵の総大将も出し抜く盗聴力にタジタジにする胆力。同志のマニュエラまで魔王より(押しが)強くなってるし、やっぱり作中最強だろう。もうさ、魔王の勧誘合戦がラブコメ渦に堕ちるか殺されるかの二択ってなんだよ。極端とかいうそういうレベルじゃない。ダメだこの世界。ゴメリ婆様に毒され過ぎたんた。。。
そんな精神的ゴメリ無双が繰り広げられている裏で画策されていたのが、前々巻ザガンの策略(裏切り?)によって熱愛が大々的に報じられた、バルバロスとシャスティルによるザガンとネフィへの仕返し大作戦。
というわけで、久々にメイン二人のイチャイチャ来た!待ってた。最近二人して影が薄かったから、そんなに長くはなかったけどその分濃いイチャイチャを読めてよかった。横槍を入れた新顔魔王もネフィのヤキモチを引き出すいい仕事をしてくれた。そういや指輪なんてあったね。作ってもらったのいつだっけ?もう覚えてないや(^^; 何はともあれその指輪もここぞの場面でいい仕事をしてくれた。満足。
次回は〈魔王〉会議……はどうでも良くて、興味は結婚式を完遂できるか。これに尽きる。