いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「そうねそうね。こたつでお花見。粋よねえ」

ア○ガミ動画をたれ流しつつ、火山を掘ったり王冠を探したりした不毛な一日。七○かわいいよ○咲。
ギャルゲーは出来る人は尊敬する。あれを一人部屋で黙々とやってたら恥ずかしさで発狂しそうだw シラフじゃ絶対出来ない。本だとどんなのでも割りと平気なんだけど、やっぱ声かね。
ちなみに王冠は最小2最大1獲得で残り19・・・果てしなく遠いorz

「夢魔さっちゃん、お邪魔します。1」櫂末高彰(ファミ通文庫)

夢魔さっちゃん、お邪魔します。1 (ファミ通文庫)
夢魔さっちゃん、お邪魔します。1 (ファミ通文庫)

「どうも、さっちゃんでーす!」と漫才のノリで現れた夢魔(相方はバク)に「あなたの夢世界が何者かに壊されたわ!」と宣告された尚史【たかし】。それ以来物忘れなどが増え高校受験に支障が! こうしてさっちゃんと夜な夜な他人の夢に忍び込み犯人を探すことに。しかし容疑者は皆親しい人物で、尚史が想いを寄せる現【うつつ】も含まれていた! さらに彼らの夢世界を調べるうちに、尚史は“本当の自分”と向き合うことに――。青春全開☆摩訶不思議、夢解きパズルワールド開幕!!


お、重い。
冒頭のさっちゃんの明るさとキャラ配置から4,5人でのラブコメかと思ったら、人間関係の難しさや心の傷がメインの青春ものとは。
逃げることは悪いことなのか。知らなかった事で誰かを傷つけてしった事や、傷ついている言い出せずに溜め込み、ついには周りを恨んでしまった事はどうなのか。どれも良いことではないとわかってはいるが、完全に悪いと責めることも出来ない。そのもどかしいが苦しい。また、そんな少年少女の悩みを表す夢の中の世界も痛々しい。
唯一の明るい要素は夢魔のさっちゃん&バクさんなのだけど、、、シュールすぎて笑えない(^^; その逆にその明るさが重さを強調してる気さえする。
そんなわけで、ライトさが無かったり主人公がヘタレすぎて少々イライラするところが玉に瑕だけど(前作の神庭が男らしいキャラだったから尚更)、青春ものとしては十分な読み応えだった。
2巻からは高校編かな。高校生になった四人の人間関係が気になる。ちなみに電波なアリディア様よりヤン気味幼馴染みの現が好みです。


あっ
でも、さっちゃんがタイトルになっている割に案内人としての役割しかなかったから、別の人の悩みを解決しに行くオムニバス形式の可能性もあることはあるのか。