いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「子ひつじは迷わない うつるひつじが4ひき」玩具堂(スニーカー文庫)

子ひつじは迷わない うつるひつじが4ひき (角川スニーカー文庫)
子ひつじは迷わない  うつるひつじが4ひき (角川スニーカー文庫)

“なるたま”こと成田真一郎と佐々原は、会長命令で一緒に泊まり込みのアルバイトにやってきた。そこは“万鏡館”という名前とは裏腹に一切鏡がなく、中も外もすべて白と黒で統一された不思議な世界。なぜかそこから仙波も現れ――!? 館の主人である美少女が「鏡を見る」ことを禁じたワケは!? そして彼女の不可解な言動に隠された一族の秘密とは!! 抜け出せない館で次第に疑心暗鬼に陥る子ひつじたちを救うため、仙波が館の謎に挑む!!

内容に比べてあらすじが壮大すぎる件(^^;



4巻は夏休み番外編。
いつもの悩み相談という名の日常ミステリとは一味違う、オカルトチックで少しばかりホラー風味な話。なるたま→佐々原→仙波の順位視点が変わって、それぞれ自分の思考に耽ることが多い静かな回。
言葉の解釈の仕方だったり、他人は鏡という説法を聞いているようだったりと、随分と道徳的・哲学的な話だったなと。
新キャラも出てきたけど、印象に残ったのは仙波、佐々原のヒロインズ。
というより、特殊な閉鎖空間の中でなるたまとの距離感を見失い戸惑う二人が、改めて関係を見直すことがメインのだったように思う。
相変わらずストレートな物言いはしない二人だけど、なるたまを一緒に責めたり自分の気持ちを相手に相談したりと、いつもよりちょっとだけ仲のいい様子が微笑ましい(173頁の挿絵はいいものです)
それに比べて成田さん家の真一郎さんは、いつも通り過ぎて全く成長が感じられませんなw
そんなわけで、ミステリ的にもラブコメ的にも静かな回だった。面白くなかったわけじゃないけど、いつものノリの方が好きかな。
次回は執事&メイド喫茶編か。一転して軽いなw

ベン・トー #4

http://www.nicovideo.jp/watch/1319768159



よく見ろ佐藤、ほうれん草も柴漬けもねえよ!
というわけで、作画でやっちゃった感のある4話は、2巻の1章と2章を足して3で割ったような内容。ようするに内容薄め。
著莪登場回だったのに存在感を示したのが白梅様だったという。レ○ハッピーな描写が原作よりも濃くなってるw いいぞもっとやれ。
但し、おかげで他ががっつり削られてるんですけどねorz
一番あおりを受けたのが2巻のメインであるガブリエル・ラチェット。二階堂が出ただけで、帝王との初戦も松葉菊もなし。菊さんカットだと二階堂との話が薄っぺらいものになりそうなんだけど、ちゃんと次出てくるのかな? 帝王は……小物だからどうでもいいやw
ぶっちゃけた話、一番面白かったのはED後だった。
作画や声は、
著莪は声もデザインもイメージと違うので慣れるのに時間がかかりそう。
あと二階堂がイケメンすぎる。金城に続いて男キャラが無駄にかっこいいのは仕様?


次で帝王が出てきて2巻終わりかな? でも弁当がザンギ弁当じゃないのが気になる。




ちなみに従兄弟同士を名字で呼びあうのにもちゃんと(くだらない)説明があるのだけど、思いっきり省かれてるね(^^;