いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「まさか。ぼくは階段のエキスパートなんですからね。お嬢さん」

にゃんぼー! 第11話「さいこうのなかま」
ロボにゃんぼー組はホワイト企業だったかーw
このタイトルでリーダーとはって話だったのに不戦勝で決着だと脱力感が凄い。これがにゃんぼーらしさかな。




クラブワールドカップ今日からだったのか(^^;
CS初戦といい何で平日にやるかな。
……まあ今回は日程詰まってるから仕方がないが。

「GOSICK GREEN」桜庭一樹(角川書店)

GOSICK GREEN
GOSICK GREEN

新大陸に到着した早々、難事件を次々解決したヴィクトリカと一弥。開業したグレイウルフ探偵社には早速、依頼人が殺到。脱獄した伝説の銀行強盗・KIDと、マンハッタンの中心にある広大な公園・セントラルパーク。この二つに関する厄介な依頼にヴィクトリカが目を白黒させる中、見習い新聞記者となった一弥も、セントラルパークへ初の取材に向かう。二人の仕事は、思わぬところで大きな陰謀へと繋がって……?
奇跡の名コンビが、またもN.Y.中を巻きこむ大活躍!?

今回は住処と仕事と事務所を得た『GOSICK PINK』の次の日の話。
これであのお二人さんは、ニューヨーク着いて早々三日連続で事件と遭遇していることに。濃い日常送ってるなあ。



なんだかごったでおもちゃ箱みたいだ。
いつも以上に軽快な気がする文章に下町ニューヨーカーたちのコミカルな台詞回し、道先案内人?なお札たちなど、表現のあちこちに移民をどんどん受け入れている人種の坩堝で発展真っ只中の、戦後のニューヨークのごちゃごちゃごみごみして活気が溢れている雰囲気が感じられる。これがポップでカオスで実に楽しい。
その中で繰り広げられるのが伝説の銀行強盗・KIDという大物との対決。それを迷路かつテーマパークの様なセントラルパーク内でやってくれるので、冒険ものの様なワクワク感もある。
それに、冒頭のなんてことない出会いから、KIDを本格的に追う前にサラッと片付けた子供の依頼者が持ってきた小さな事件、話のタネで出てきた新聞記事まで、色々なピースが少しずつはまっていって収束する事件の顛末がとても気持ちいい。
あとはなんといってもお二人さん。
何この可愛い灰色狼。ヴィクトリカさん、ちょっとばかりデレすぎじゃありません? 今回もほとんど一緒に行動しているものだから、あちこちで隙あらばイチャイチャしている一弥とヴィクトリカ。ピクニックの約束したり思い出話したり。真面目なシーンでもヴィクトリカの感情が動くのが全て一弥絡みなところに愛の深さを感じることが出来て幸せな気分になった。
新シリーズ、いわゆる〈探偵社編〉の中で一番楽しかった。次は元ドリルの登場!?