いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



ネオのモンスター探訪記 2日目

前回自分がモンスターフェチだと気付いてしまったネオ。
主人公がこんな性格でこの先この日記この冒険は大丈夫なんだろうか?
外の人は非常に不安です。


パパスの隠し部屋を出た一行はとりあえず隣のアルカパの町に向かいました。



アルカパ
アルカパ宿屋の女将さんが2回泊まれば枕をくれると言っていたのを思い出し、とりあえずアルカパに向かう事にした。
1回目の宿でヘンリーがぶつくさいっていたが、俺は無視を決め込んで寝た。そして体力は全快だったがもう一度寝た。朝になって女将さんに安眠枕をもらい宿を出た。・・・でもこの枕どうやって使うんだ?


宿でヘンリーがぶつぶつ言っていたのを思い出した俺は、ラインハットへと繋がる地下道へと向かうことにした。通してくれなくても今の戦力なら門番を気絶させるくらいわけないだろう。
関所につくとヘンリーが門番と知り合いだったらしく簡単に通してくれた。一戦交えるつもりだったのに拍子抜けだ。
地下道を渡り終えると10年前にもいた爺さんが川を眺めていた。俺は目を疑った!この爺さん全く年をとったようには見えないのだ。驚きだ。長生きと若さを保つ秘訣を聞こうとしたが「ほっといてくれ」と言われ何も聞き出せなかった。残念だ。



ラインハット
夕方ラインハットに着いた。外から見た感じだと全然変わっていないが、城下町の人間に話を聞くと評判はすこぶる悪いようだ。
城内へ入ると、さまよう鎧や骸骨などがいた。どういうところだここは? というかそいつら俺に譲ってくれ!
これはなんとしても実権を握っているらしい太后に会って、彼らを譲ってくれるよう交渉せねば!


中からは太后の所まで行けそうにないので、外の水路から攻めてみることにした。水路に行くと御あつらえ向きにイカダがあった・・・いいのか?これじゃあ誰でも侵入できるじゃないか。管理体制がなってないな。
イカダで橋の下から城に侵入した。奥に進むと本物の太后だと言う奴が牢屋の中にいた。ヘンリーの話によるとどうやら本物らしい。ということは今実権を握っているのは偽者か。まぁ俺にとってはどちらでも構わない。あのモンスター達を譲ってくれれば問題はないのだ。
さらに進むと中庭に出た。侵入成功だ。
首尾よく王座まで行った俺たちは王になったデールに会った。ヘンリーがデールに太后が偽物だと伝えるとデールはラインハットの鍵をくれ、真実を移す鏡の話をした。ところでこの鍵でこの城の鍵が全部開くのか?マスターキーってことだな。
鍵を貰った俺たちは倉庫へと向かった。そこで見つけた日記によると鏡にある塔の鍵は修道院にあるらしい。
倉庫にあった下り階段を降り、そこにあった青白く光って渦を巻くものに乗ってみたら、いきなり見知らぬ所に飛ばされた。
なんだこれは!?ワープゾーンか? 後で知ったが旅の扉とかいうワープゾーンらしい。RPGにはつき物だと外の人が言っていた。



〜神の塔〜
飛ばされた祠のそばにあった塔に行ってみたが扉が開かなかった。ということは、これが鏡のある塔だな。
鍵を貰いに修道院へ行ってみよう。



〜海辺の修道院
修道院に行って年配のシスターに事情を話すと、シスターが祈りを捧げないと扉は開かないらしい・・・どういう原理だよ、それ。・・・深く考えるな考えたら負けだ。
シスターとどうしようかと相談していたら、マリアが名乗り出てきた。・・・このどんくさいので大丈夫なのか?。
まぁ開けばそれでいいし、ダメなら戻ってきて他の誰かについてきてもらえばいいか。
一旦ラインハットに戻って装備を整える事にした。



ラインハット周辺〜
ラインハットへ行く途中にイエティが仲間に入った。イエッタという名らしい。もこもこした可愛い奴だ。寒い冬は是非とも一緒のベッドで寝てもらいたい。
これで気を良くした俺はもう少し仲間を増やすためにこの辺りで粘ることにした。俺の主目的はモンスターの仲間を増やすこと。他のことはついでにやっているにすぎない。
しばらく戦っていると2匹目のスライムナイトが仲間になった。アーサーと言うらしい。スライムナイト短足はやっぱり可愛いな。戦術的に見てスライムナイトは2匹はいらないのでアーサーには悪いが師匠の所に向かってもらった。
さらにしばらく戦っているとダンスニードルが仲間になった。名はダニー。とげとげだが丸くて可愛い奴だ・・・ん?このセリフ前にも使ったような気がする・・・まぁいいか。イエッタに師匠の下へ向かってもらった。
満足したので神の塔へ向かうことにした。



〜神の塔〜
塔の前に着くと、ヘンリーが連れて行ってくれと言ってきた。マリアにいいところを見せたいのだろう。
戦力がダウンするのは痛いが今のレベルなら楽勝だろう。それにラインハットの問題が終わればどうせ用済みだ。今くらいわがままを聞いてやってもいいだろう。
俺はメタリンを外しヘンリーをパーティに入れてやった。
(外の人の解説というか言い訳:実際にはラインハットに入るときに勝手に入れ替わるのを忘れててそのまま突っ込んで、戻ってくるのが面倒になっただけ)


塔の中庭で親父と女性の姿が見えた気がした。マリアが何か説明してくれたがほとんど聞いていなかった。俺の心は塔の中のモンスターに向いていたからだ。
神の塔という仰々しい名前が付いているから、さぞ難解なトラップでもあるのかと思ったら、最上階の透明な床だけで他には何もなかった。こんなに簡単に鏡が手に入っていいのだろうか?


塔の中のモンスターは仲間になってくれる奴はいなかった。宝箱の中身もかなりしょぼかったので、かなり凹んだ



気落ちして岐路に着いたが旅の扉に向かう途中に良いことがあった。
エビルアップルが仲間になったのだ。名前はアプール。一つ目で赤々としていて可愛くて美味しそうな奴だ。ダニーに師匠の下へ向かってもらった。
気をよくして旅の扉へ向かった。



ラインハット
旅の扉ラインハットに戻った俺は宿で一眠りしてから、太后の下へと向かった。なんとしても彷徨う鎧と骸骨を譲っていただかねば。


王座まで行くとデール王の姿はなく、大臣がウロウロしていた。大臣に話を聞いてみるとデールは地下牢から本物の太后を連れてきてしまったらしい。なんてことしやがる!これでは交渉がやりにくいじゃないか!!全く兄弟揃ってバカだな。
重い気持ちのまま太后の部屋へと向かった。


部屋に入ったら太后が二人いた。そっくりだ。本物・・・じゃなくて偽物はどっちだ?俺が用があるのは偽物の方だ。
ラーの鏡を使った結果、左側が偽物だった。さあ交渉だ。と、思ったら戦闘になってしまった。待ってくれ! 俺はモンスターを譲ってもらいに着ただけだ。嗚呼、キレていて聞く耳を持ってくれない。戦うしかないのか・・・


太后はかなり弱かった。燃え盛る炎はそれなりに効いたが回復役が二人いるため痛手にはならなかった。
太后は倒れ、城には平和が戻り、俺は交渉の機会を失ってしまった・・・はぁ


一晩たち王の間へ行くとヘンリーが城に残ると言い出した。よし!俺は心の中でガッツポーズをした。無理にでも城に残していこうと思っていたので手間が省けた。これから俺とモンスター達だけの夢のような旅が始まる。



ヘンリーの情報によるとビスタ港からの船が復活したらしい。
大陸が変わればモンスターの生態系も変わるだろう。新たなモンスターとの出会いに胸を躍らせながらビスタ港へと向かった。
途中オラクルベリーに寄って師匠の所からイエッタを仲間に加えた。



〜ビスタ港〜
港に着くと船はすでに来ていて、しかももうすぐ出港するらしい。なかなかタイミングが良い。
船は俺たちが乗るとすぐに出港した。



ポートセルミ
あっという間に町に着いた。
船を下りるとき船乗りに声をかけたら、この船は臨時便でルドマンとかいう富豪が出してくれたんだそうだ。ルドマン?どこかで聞いたような・・・まぁ金持ちに接点はないから気のせいか。
とりあえず町に着いたからにはアレをやらなくては。そう家捜しを。
家捜しの途中宿屋に入るとなんだか騒がしい。音のする方を見てみるとおっさんが山賊に暴行を受けていた。おっさんは目の合った俺に助けを求めてきた。おっさんはどうでも良かったが、うるさいのは嫌いなので山賊を片付けた。
山賊を一瞬で片付けた俺を見ておっさんは目を輝かせて俺に頼みを聞いてくれと言ってきた。激しく断りたかったが、またなにか抗えない何かの力を感じた俺は「はい」と言ってしまった。・・・不覚だ。
おっさんは村のそばに住みついた化け物退治をして欲しいそうだ。前言撤回。モンスター絡みの話なら喜んで受けよう。しかも金もくれるらしい。
おっさんは前金の1500Gを置いて去っていった。
そして一通り家捜しを終えた俺はおっさんに言われたとおり南のカボチ村に向かうことにした。



カボチ村
特に何事もなく村に着いた。おっさんの依頼は当然後回しにしてまずは家捜しだ。
家捜しが終わった後に、一場の大きな家に行ったらポートセルミで会ったおっさんがいた。
おっさんにこちらに気付くなり「オラの目に間違いはなかった」と、いきなり自画自賛した後、詳しい話は村長から聞けといいやがった。おい! 自分で説明しろよおっさん。普通は目上の人は敬うもんだろう。
村長の説明によると問題の怪物の巣は西の方にあるらしい。・・・かなりアバウトだな。まあいい。了解だ。


西へ行く前に少しの間仲間集めをすることにした。
するとすぐに魔法使いが仲間になった。マリーンという名前らしい。こいつはちゃんと衣服を着ていてなかなか礼儀正しい可愛い奴だ。少し迷った末にアプールに師匠の下へ向かってもらった。
仲間も増えたことだし怪物の巣へ向かう事にした。



〜魔物のすみか〜
ただひたすら西に向かったら怪物の巣は簡単に見つかった。というかほとんど一本道だった。怪物の巣は洞窟のようだ。
洞窟は思ったより狭く、簡単に目的のモンスターも下へとたどり着けた。途中にいた戦士のおっさんに話しかけたら驚かせてしまったようで、穴に落ちていってしまったが気にしないことにした。


さて、目的のモンスターは・・・って、こいつどう見てもリンクスじゃないか!
忘れるはずがない。初めは嫌々引き取ったが、元々友達のいない俺にとって唯一の遊び相手でかけがえのない友達だったのだから。
しかし、リンクスの方は覚えていないようだ。少し悲しくなったが、気を取り直しなんとかリンクスに俺のことを思い出してもらえるよう努力することにした。
まずは昔教え込んだ「お手」をしてみる事にした・・・爪で引っかかれた痛い
次は熱い抱擁をしてみることにした・・・噛まれたかなり痛い
そこで俺は昔リンクスがつけていた金髪おさげに貰ったリボンを持っていることを思い出した。
試しにビアンカのリボンをリンクスの前に置いてみた。するとどうだろう。その臭いを嗅いだリンクスは猫撫で声を上げ始めたではないか!
何と言うことだ。俺の臭いは覚えていないのに、金髪おさげの臭いは覚えているなんて!!俺は金髪おさげに激しく嫉妬した。
何はともあれこれで依頼は終了だ。金も入るし、何より仲間も増えた。不本意だが金髪おさげには感謝しなければならないだろう。



カボチ村
リンクスを仲間にし、意気揚々とカボチ村に戻ってきた、俺たち。後金はちゃんと貰わねば。
村に入るとリンクスの姿を見て怯えている。こんなに可愛いのに何故怯える必要があるのだろう?これまでも農作物は怪我人は出ていないと言っていたじゃないか。その中で老婆と少年は驚きはしたものの好意的な目で見てくれた。なんで人によってこうも見方が違うのだろう。
村長の家に行くとなぜか「俺とリンクスはグルだった」という事になっていた。どこからその発想が? まぁ後金はちゃんとくれたからどうでもいいが。
村長の家から出たところにいた奴に話しかけたら「なかなかいい商売を考えたな」とか言われた・・・それいいかも。モンスター達に町や村を襲わせ俺が助けて感謝されがっぽりと謝礼をいただく。元手はほとんどなしでがっぽり稼げる良い方法だ。こいつ頭いいな。・・・でも、待てよ。もし襲った所に強い人間がいたら大切なモンスター達が傷ついたり下手したら死んでしまうではないか。それに人間に感謝されても嬉しくもないし、お金も必要な分だけあればいい。なかなかいい考えだとは思うが俺の性には合わなそうだ。止めておこう。



依頼が片付いたのでポートセルミの西にあるというルラフェンという町に向かう事にした。


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今日はここまで



〜今まで仲間にしたモンスター〜
スライム:スラりん
ブラウニー:ブラウン、ボコボコ、うまる
爆弾ベビー:ニトロ
ドラキー:ドラきち
おばけキノコ:マッシュ
メタルスライム:メタリン
スライムナイト:ピエール、アーサー
ドラゴンキッズ:コドラン
ダンスニードル:ダニー
イエティ:イエッタ
エビルアップル:アプール
魔法使い:マリーン
キラーパンサー:リンクス


計:13種16匹