いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



ネオのモンスター探訪記 10日目

モンスターをこよなく愛すネオくんの冒険ももう10日目。
天空城というでっかい乗り物を手に入れてもいつも通り文句ばかり言ってます。
今日はついにあの人が帰ってくる!?


天空城に乗ってボブルの塔がある島まで来たところからスタート。



天空人の爺さんが言ったとおり、テルパドールの西に行った事のない島があった。
そこに見えるのがボブルの塔か。



〜ボブルの塔〜
正面から入ろうとしたが扉が開かなかったので、塔の周りを回っている大きな螺旋階段で一番上まで上った。
そこには大きな穴とフックをかけるための金具があった。そこにフックを掛け下に降りた。上から段々下に下がって攻略する塔とは珍しい。
下に降りていくと、兵士が一人倒れていた。2匹のとてつもない魔物が竜の目を盗んで言ったらしい。それがマスタードラゴンの力を封じ込めたものか? その2匹の魔物はまだこの塔にいるらしい。それだけ言うとその兵士は息絶えた。
ボスがいるのかよ。そういうことは先に言っといてくれ。今回は親子でピクニック気分で子供2人を連れてきているのに。たまには家族サービスもしないとな。まぁこの二人なら大丈夫だろう。


一階下がるとまたフックをかける場所があった。それにロープをかけて降りるとかなりでっかい竜の顔の石像があった。調べると目がはまりそうな窪みが二つある。さっきの兵士が言ってた両目をここにつければいんだな・・・ってことは今は無駄足だったんだな。しかもここからは1階まで飛び降りるしかないらしい。他を調べるにはまた上ってこなきゃならないじゃないか。めんどくせー
しょうがないから飛び降りて、それから1つずつ上がっていったがどうやら地上階には2匹の魔物はいないようだ。
1階に下へ行く階段があったから地下にいるんだろう。



地下に降りてしばらく歩くとショッキングピンクの豚鼻がいた。もう少し色を抑えて鎧を脱げば正真正銘の豚になりそうだ。豚はゴンズという名前らしい。どう見ても力押しの単細胞だ。
アキラとメタリンでスクルト使い、アリスがバイキルトで攻撃力アップ。単細胞相手これで十分。案の定は打撃攻撃しかしてこない。回復はアキラがベホマラー1回使っただけで倒した。
そばにあった宝箱から竜の左目を手に入れた。
そういえば戦う前にゲマ様がどうとか言ってたな。もう一匹はゲマか?もしそうならアリスでは荷が重そうだ。


一旦出てアリスとゴレムスを入れ替えて、もう一度地下に向かった。


地下道の奥に進むと予想通りゲマがいた。相変らず顔色は真っ青だ。ここで会ったが100年目、石にされた恨み(とついでに親父の仇)を晴らさせてもらおう。
戦う前にゲマは何かぶつぶつ言っていたが、さっさと殺りたい俺は聞いちゃいなかった。
アキラがスクルト、メタリンがフバーハを使い後は各々が自分でファイト一発で攻撃力アップ。
するとゲマの攻撃はメラゾーマくらいしかまともにダメージを食らわないので、俺が時々回復しながら戦ったらあっさり勝った。ゲマってこんなに弱かったのか!これならアリス連れてきても問題はなかったな。


しかし、ゲマは死んではいなかった。ゴキブリ並みのしぶとさだ。
本気じゃなかったとかたっぷりと負け惜しみを言った後、ゲマは消えた。あまりに典型的な悪役のセリフなので笑ってしまった。
奥においてあった宝箱から竜の右目を手に入れた。


塔の地上階へ戻り、ロープででっかい竜の石像のところに降り、石像に両目をはめた。これでマスタードラゴンが復活するのか?まさかこの石像がなまものになったりはしないよな。
ちょっとワクワクしながら待っていると竜の石像にあかんべーをされた・・・じゃなかった、石像から舌が出て石像の中に入る道が出来た。なんだか屈辱的な気分になった。
一旦飛び降り・・・上がったり下がったりが多くて面倒な塔だな・・・もう一回上って石像の中に入った。
中に入るとドラゴンオーブとドラゴンの杖があった。
それを持って天空城へ向かった。



天空城
ドラゴンオーブとドラゴンの杖を取ってきたのはいいが、どうやったらマスタードラゴンは復活するんだろう。
ドラゴンオーブに向かって「いでよ!マスタードラゴン!!我が願いを叶えたまへ」って言えばいいのか?・・・それにはオーブが6個足りない気がする。それに自信満々に言って何も出なかった場合、恥かしさのあまり自害してしまうかもしれないから止めておこう。無難にあの爺さんに聞いてみるか。
爺さんのところまで行って話しかけたらロープが役に立った事を喜ぶだけで何も教えてくれない。ちょっ、知らないのかよ!何て無責任な!このボケ老人め。これはあんたが遠回しに俺にやって来いといった仕事だろう。最後まで責任持ってくれよ。
しょうがないから色々知ってるプサンに聞いてみよう。


王座までいくとプサンは2人の天空人に問い詰められていた。「何物だ!?」とか言われている。そういえば家捜ししてた時に「プサンなんか知らない」って言ってた奴がいたな。でも名前なんてなんとでもなるような気がするんだが。
俺がプサンに話しかけると俺がドラゴンオーブ持ってくるのを待っていたらしい。何から何まで他人任せだな、あんた。ドラゴンオーブを渡してほしいと言うので、素直に渡した。これ持ってても俺にはなんの役に立たないからな。
プサンがドラゴンオーブを持って目を閉じると、プサンの体が光りだした。


次の瞬間、白っぽいドラゴンが現れた!!そいつを見て天空人が「マスタードラゴン様!」と叫んだ。プサンマスタードラゴンだったのか。それで20年のトロッコ生活に耐えられたり、回り全部壁なのに城がどのくらい浮んでいるか分かったんだな。種明かしされるとつまらんなー。


マスタードラゴンは俺に天空のベルを渡してきた。そのでかくて爪が尖った手で渡されると怖いんですけど。この手で渡されるとベルっていうより鈴だな。ベルを鳴らすとマスタードラゴンが文字通り飛んできてくれるらしい・・・って説明それだけ?移動用?戦闘用?そういう説明もないのか・・・使ってみるしかないか。


外に出てベルを鳴らしてみた。すると「私を呼ぶのならもっと広い場所が必要だ」という声が聞こえてきた。
なんだ移動用か。しかも乗り降りの条件は魔法の絨毯や天空城と一緒かよ。
この地図でまだ行っていないところというと、天空への塔がある島の北にある山の上の神殿だけだ。たしか光の教団とかいう俺を奴隷として使っていた集団の本部のはずだ。ゲマは殺せはしなかったもののボコボコにして少しは気が晴れたし、今度は10年間の恨みを晴らしてスッキリしてくるか。


マスタードラゴンをベルで呼んで神殿に向かった。



〜大神殿〜
入ってすぐの建物に天空の鎧が祭られていた。兵士が一人見張りをしているようだ。「立ち去れ」というので「やだ」「いいえ」と答えたら戦闘になった・・・って蛇男1匹!!?当然1ターンというか俺とメタリンが攻撃したら終わった。天空の鎧の警備がこれでいいのか? 勇者なんかいないと思ってるんだろうか?まぁ楽だったからいいか。


本殿に入ると「教祖様のお祈りが始まっているぞ」と怒られた。いえいえ信者じゃありませんから。
兵士に話しかけると「奴隷達は魂を抜かれているのに、なんでお前らは勝手に動いている?まさか・・・」といって戦闘になった。動いている動いていないの前に明らかに着てるものが違う事に気付かないのだろうか?
今度の兵士は竜戦士2匹・・・1ターンで終了。山奥に使ったことで隙が出て警備が手薄になってるんだな、たぶん。


正面は人が邪魔して上がれなかったので脇から、上へ上がるとビアンカの石像があった。その前にはどうやら教祖らしき人物が。
話しかけてみると自分はマーサだと名乗った・・・いやいや、門を開けるために連れて行かれた重要人物はこんな所にはいないでしょ。しかも母親ぶられても母親の記憶がないから。
自称マーサはパパスの昔話を聞きたいかと聞いて来た。別にどうでも良かったので「いいえ」と答えた。
その答えは気にもとめず次は母と共に大教祖イブール様に使えると約束してくれと言ってきた。宗教とか胡散臭いし「いいえ」と答えた。すると残念がって母と戦うことになってもよいのかと聞いて来た。だから母親ぶられても俺には母の記憶がないから分からんて。別に構わないので「はい」と答えた。
すると母を母とも思わないのですか?と聞かれた。どうせ偽物だし、それに本物にあってもその人が母だと言われなきゃわからないだろうし。当然答えは「はい」だ。
これでようやく偽物が本性を現した。・・・長かったー。


そいつは神官ラマダと名乗った。神官にしては野生児みたいな格好をした奴だ。この辺は人間と魔族の感覚の違いなのかもしれない。


ラマダはお決まりのスクルトフバーハと各自ファイト一発で楽勝だった。


ラマダを倒すと奴隷たちの魂が戻り回りがすこし騒がしくなった。しかしビアンカは石のままだ。奴隷の一人に話すと教祖イブールビアンカの石像になにか呪文をかけていたらしい。これはイブールって奴を倒さないとダメかな?あー、ファイト一発4つしか買って来てないや。まぁ戦闘時間が長くなるだけで結果は同じだからいいか。
他の奴隷に話すとラマダがいた台には隠し階段があることを教えてくれた。


隠し階段を見つけ下に降りるた。
地下もなかなか整備されていて歩きやすい。無駄に奴隷をこき使ってるだけのことはある。・・・でも広さのわりに柱が足りなくないか? これだと自重で逝ってしまいそうな気がするんだが。
そんな本当にどうでもいいことを考えながら奥まで進むと神官ぽい格好をしたワニがいた。やっぱり神官といえばこういう格好だよな。さっきのラマダはやっぱり野生児だったんだ。でもワニの姿にこの服はなかなか珍妙だな。


イブールは俺たちを見つけるとぶつくさ言った後、ご丁寧にも馬車をここまで呼んでくれた。何て親切な奴なんだ。これでアキラのベホマラーやアリスのバイキルトが使える。


はっきりいってイブールは上にいたラマダより弱かった。
イブールは凍てつく波動を使ってきたのでバイキルトは諦め地道にHPを削っていく事にしたが、凍てつく波動の他にマホカンタを使ったり身を守ったりしたため、回復にも苦労することなく余裕で倒せた。


イブールは息絶え絶えに俺の母は魔界のミルドラースという奴のところにいるから助けたければ魔界に行けと言った。そしてミルドラースとやらに最後の力を貰って魔界に帰ろうとしたようだったが、何も起きない。どうやらミルドラースに見限られたようだ。哀れなやつめ。イブールが凹んでいると、なんとゲマが現れた。ゲマはイブールと二人で何かもめていたが、最後はイブールメラゾーマ(恐らく)を叩きつけて、イブールは跡形もなく消えてしまった。もう瀕死だったんだからそこまでしなくても・・・。ゲマはもう俺たちに敵わないことを悟っているのか、憎まれ口を叩いて逃げるように消えていった。口だけは達者な奴だ。
するとイブールの消し去れた所から命のリングが現れた。


イブール、馬車を呼んで戦いやすくしてくれたり、母の居場所を教えてくれたり、最後は形見の品まで・・・最後の最後まで本当に親切な奴だったな。憎まれ口を叩きつつ親切にしてくれる姿はまさにツンデレそのものだった。そんなに俺の事が好きなら仲間にしてやったのに。惜しい奴を亡くした。非常に残念だ。おのれゲマめ、俺のイブールを殺しやがって。仇はとってやるぞイブール



歩いて帰ろうとしている途中、命のリングから声が聞こえてきた。
その声はマーサと名乗った・・・今度は本物か?
マーサは魔界には来るなと言った。向こうから一方的に話すだけで、こちらの話は向こうには伝わらないらしく、一方的に話してマーサの声は消えた。・・・ゴメンよ母さん。約束は守れそうにない、なぜならモンスターの探求が趣味の俺は魔界の魔物に並々ならぬ興味があるからだ。それ以上に来るなと言われれば行きたくなる。それが人情ってもんだ。逆効果だったな。


ビアンカの石像の所まで帰ってくると石像が光っていた。じっと見ていると急に強烈な光を放ちビアンカにかかっていた呪文は解けた。
すると、どこからか「なんと石像はビアンカだった!」という声が聞こえた。ちょっ!そんなことわかってるよ!!いくらなんでもそんなの小学生でも驚かねーよ。・・・が、しかし驚くのは早かった。次の声はもっと凄かった。


「10年の年月を経て 今 まさにビアンカは蘇った!」


はぁ!?俺の時が8年だったからあれから2年も経ってるのか? ねーよ! どう考えてもいいとこ1ヶ月しか経ってない。この世界の1年は15日以下か?


浦島太郎にでもなった気分のまま、ビアンカを連れてグランバニアに戻った。



グランバニア
帰った日は一通りのお祝いをして、疲れているので早めに寝た。
次の日、ビアンカが10年立ている事に驚きつつ、改まってのお礼と「またよろしく」と言ってきた。すると2人の子供達はビアンカに抱きついてわんわん泣き始めた。
子供達よ、なんでそれ昨日やらなかったんだ?我慢強いのか淡白なのかわからない子供達だな。
一人蚊帳の外で母子の感動の再会を見ていると、兵士の一人が俺を呼びにきた。オジロンが呼んでいるそうだ。


オジロンの用事は俺に魔界に行くかどうか聞くことだった。もちろん俺は行くと答えた。
オジロンは猛反対した・・・ああ、そういえば俺はこの国の王だった。完全に忘れてた。自覚0でスマン。
サンチョに話しかけると、サンチョは別に魔界に行く事に反対はしないようだ。
まぁオジロンやサンチョの意見はどうでもいいや。子供達とビアンカに聞いてみよう。いやだと言ったら俺一人で行けばいいし。


その晩メイドやらお付のもの達を締め出し、夕食を食べながら第1回家族会議を開催した。議長は俺、議案は魔界へ行くか否か。
(実際にはアキラ、アリス、ビアンカをパーティに入れ“はなす”をしただけ)
まずアキラに意見を聞いてみると、アキラはミルドラースを倒す事を使命だと思っているらしい。息子よ、勇者って言葉に酔ってるな。まぁ扱いやすくていいが。
次にアリスに聞いてみると「おばあちゃんに会ってみたい」と言った。ふむ、魔界に行く事には賛成のようだ。
最後にビアンカに聞いてみると、俺の行く所ならどこへでもついていくと言った。こいつ結婚してから急に押しが弱くなったよな。
というわけで、賛成3反対0で議案は可決された。この国の事は誰も考えてないあたりはさすが俺の家族だ。
俺の趣味を満足させつつ家族サービスも出来る、ついでに母親も助け出せるかもしれない。一石三鳥のおいしい旅行だ。
この国の事は俺に勝手に王を押し付けたオジロンが苦労すればいい事だ。


こうして俺たちは初めての家族旅行は魔界と洒落込むことに決めた。


確かエルヘブンの長老達によれば、海の神殿に3つのリングを捧げればいいん魔界への門は開くんだったな。
俺が今持ってるリングは炎のリング、水のリング、命のリング、イカリングオニオンリング。ポテコはアキラがおやつの時全部食べてしまったからもうないな。ちなみに今日の夕飯は揚げ物だ。おそらく炎、水、命の三つのリングを捧げればいいだろう。念のため、今日のフライの余りをお弁当として持っていくか。


次の日、朝早くオジロンには黙って城を出発した。お弁当の準備はちゃんとしてきた。



〜海の神殿〜
エルヘブンへルーラで行き、船に乗って海の神殿に入った。
祭壇まで行き3体の女神像に3つのリングを捧げると、大きな旅の扉のような渦が出てきた。これがこの世界と魔界とを繋ぐ門か。・・・イカリングオニオンリングも要らなかったな。後でおいしくいただくとしよう。


俺たちは渦に思い切って飛び込んだ。



〜魔界〜
気付くとそこはどう見ても旅の扉だった。入ったところは大きかったのに出口はしょぼいな。
そこを出ようとすると、命のリングから聞こえた声と同じ声が聞こえてきた。
「もう帰れとは言わないから、せめてもの手助けをします」マーサがそういうと頭上で何か光った。
上から賢者の石が降ってきた。物質をピンポイントで転送できるのか!スゲー!!


魔界は薄暗く昼なのか夜なのかもわからないところだった。なんだかイメージ通りで面白くないな。

少し歩くとウォータースライダーみたいな地形の中心に町が見えた。なんだこの地形は!こいつは想定外だった。流石魔界。
とにかくその町に行ってみることにした。



〜シャナハン〜
そこは都市機能を狭い場所に詰め込んだような全く無駄のない町だった。しかも魔界なのに人間がいる。
話を聞いてみるとここにいる人間達はマーサの力で人間に転生したらしい。あー、なんてことをしてくれるんだ、母さんは。モンスターの姿のままの方が断然可愛いのに!!!
とりあえずここまでの疲れを取ろうと宿にいった。
「400Gになります」
高!! そういえば武器屋や防具屋も高額商品しか取り扱ってなかったし、魔界の物価は高いなあ。外国人が日本に来るとこんな感覚なんだろうか?・・・ん?待てよ。なんで人間の世界の通貨が普通に使えるんだ?まぁこの町もマーサが作ったらしいから当然と言えば当然か。便利と言えば便利だがなんだか異世界に旅行に来た気分がしなくなるのが難点だな。


ルーラでグランバニアに帰ってもよかったが、結局その宿に泊まることにした。やっぱり行った先の宿に泊まらないと旅行にいった気分になれないからな。


明日はエビルマウンテンと言うところに行ってみよう。家族みんながどちらかというとアウトドア派だし丁度いい。
などと、次の日の計画をしながら寝た。



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今日はここまでー
いやー、ボス戦の緊迫感もビアンカ復活の感動も魔界突入の緊張感も全くありませんでしたねーw


あと1日でエンディングまでいけそうだけど、明日は長くゲームやってる時間はないのでエンディングは明後日の予定。