現グランバニア王のネオ王より伝説の勇者に関する興味深いレポートが発表されました。
早速見てみましょう
「伝説の勇者は本当に必要なのか」
出席番号：グランバニア王（自覚なし）
名前：ネオ
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世界を救うのに伝説の勇者が本当に必要なのか、それともただ天空の武具を装備できるだけの人間なのかを検証する。
先の冒険で自分の息子が勇者様勇者様と持てはやされているわりにはあまり役に立っていないという印象を受けた。しかも、勇者様がいなければ進めなかったポイントは迷いの森くらいしか記憶にない。そこで今回は世界に平和をもたらすのに本当に勇者の力が必要なのか徹底的に調べてみる事にした。
検証の方法
勇者が仲間に出来るようになったら、出来ればルイーダの店に預けて旅をする。外すことが不可能な場合は常に馬車の中にいてもらい、回復魔法や補助魔法も一切使わない。
条件
息子と娘の名前はめんどくさいので混乱しないよう他記の日記と同じくアキラ、アリスとする。
結婚相手はどちらでも勇者の血を引いているので、今回はフローラとする（ただフローラと結婚する方を見てみたかっただけとも言う）
検証のポイント
・天空城やマスタードラゴンの復活や魔界突入など節目のイベントは勇者がいなくても滞りなく進むのか？
・イブールやミルドラースなど大ボスを倒す時に勇者は必要なのか？
・迷いの森は娘だけでも妖精を発見することが出来るのか？
経過
〜グランバニア〜
双子生まれる。ちなみにフローラのお腹も四次元だった。息子をアキラ、娘をアリスと名づける。
〜デモンズタワー〜
ゲマによりネオ（俺）とフローラが石にされる。以降サンチョが親代わり・・・そう考えると少し不安だ。
〜ジョージ家の庭〜
ネオ復活。この時ストロスの杖を使ったのはアリス。ルーラを使ったのもアリス。勇者アキラはついてきただけでなんの役にも立っていない。
〜グランバニア〜
アキラとアリスが強引にパーティに加わる。
ルイーダの店に行ってアキラと別れる。（ＳＦＣ版ではこの時点では別れられなかったような記憶があるのだが）
迷いの森があるのでアリスは連れて行くこととする。
この時点ですでに結果が見えたような気もするが念のため最後まで旅を続ける事にした。
〜天空への塔〜
伝説の勇者がいなくても何の問題もなくマグマの杖を譲ってもらう。
〜迷いの森〜
アリスが妖精を見つけて妖精の世界へ。案の定、子供なら誰でもいいらしい。
〜妖精の城〜
本人がいないのに女王の側近に「アキラ様に神の祝福がありますように」と言われる。
〜天空城〜
天空城の上昇とマスタードラゴンの復活も滞りなく進む。
〜大神殿〜
ラマダもイブールも伝説の勇者の話題に触れたがこの場には本人はいない。
ラマダ、イブール共に勇者がいなくても倒すのに何の支障もなし。
イブール討伐後はアリスも城に置いて、自分とモンスターだけで旅を続けることにした。
〜魔界〜
魔界侵入も無事成功。いたって順調。
〜エビルマウンテン〜
ゲマ撃破。倒した後の謎の光も健在。やはりあの光は勇者の力ではなかったようだ。
ミルドラース撃破。倒した後の内部崩壊も無事起こる。結局伝説の勇者の力はいらなかった。
ミルドラースまで「流石だな。勇者とその一族のものよ」と言っていた。だから本人はいないんだってば！
〜天空城〜
ミルドラースを倒し天空城まで戻ってくるとなぜかフローラ、アキラ、アリスがいる。
そしてマスタードラゴンの言葉も「伝説の勇者アキラとその父ネオ・そしてその一族の者たちよ。〜〜〜」で変わっていない。
当の勇者は何もしていないと言うのに。
〜諸国漫遊（エンディング）〜
結局誰のセリフも変わっていない。伝説の勇者を褒め称えるものばかり。変わったといえばルドマンの自慢話が「伝説の勇者に船を貸した」から「伝説の勇者のお祖父ちゃん」になっただけ。
ヘンリーも「鳶が鷹を産む」とか言っている。お前の誉めている相手は未だにＬｖ．５で一回も戦闘したことないけどな。
結論
勇者なんか必要ない！
予想した通り勇者がいなくてもミルドラースを倒し、世界を平和にする事が出来た。
悪を根絶やしにするのは伝承ではなく純粋に力があれば出来る事がここに証明された。極論を言えばモンスターじいさんが強いモンスターたちを率いれば世界を平和にする事が可能だと考えられる。
魔界に強力な魔王が現れて、そいつが人間界の征服をたくらんだとしてもそれは悪ではない。そいつは自分の信念・正義で動いているだけだ。それに対して自分達では何もせず、いるかいないか分からない伝説の勇者の誕生にを期待する人達の他力本願な姿勢こそ悪なのだ。そんな他力本願の大勢の中で自分で何とかしようとする人間こそが本当の勇者だ。血で生まれ天空の武具を装備できるだけの勇者など必要はない。
現在はミルドラースは倒れ世界は平和になっているが、今後第２第３のミルドラースが出現しないとも限らない。もしそうなった時、伝説の勇者の伝承などにすがることなく、自分の力で何とかしようとする真の勇者が数多くでてきてくれる事を切に願う。
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ネオ「最後は綺麗にまとまったな（￣ー￣）ニヤリッ」
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今度こそしゅーりょー＼(^o^)／
本当は「フローラの新婚日記」というのを考えていたものの、妊娠出産のところでいいボケもいいネタも思いつかずあえなく断念（弱！ 急遽、勇者なんかいらね！レポートになったのは内緒ですｗ
話は大分横道にそれますが、未だ大学に残っている（留年してるわけではありません）友人の話によると、レポート一つまともに書けない学生がほとんどで困ってるという嘆きを聞きました。学生の皆さんは是非レポートを書く時の参考に・・・え？これじゃぁ参考にならないって・・・ごもっとも！ｗ
理系のレポートなんて“何を目的に実験するのか”“実験の内容と結果”“結果から導き出される考察”がそれっぽく書ければ完成のような気がするんだけど(^^； 文系のはわからないけど。
最後におまけのおまけ 〜中の人と外の人の対談〜
新型「ってことで、終わりました」
ネオ「うむ、大義であった」
新型「・・・。何でそんなに偉そうなのかな？」
ネオ「王様だからな」
新型「ちっ自覚もやる気もないくせにこんな時だけ」
ネオ「ん？何かいったか」
新型「いえ、別に」
ネオ「まぁいいか。俺も偉そうな喋り方は疲れるから普通でいく」
新型「では、お互い敬語はなしということで」
ネオ「了解」
新型「では今回の旅を振り返って一言」
ネオ「んー、多くのモンスターと出会えたことは楽しかったよ」
新型「やっぱりそれかい。世界を平和にした事とか結婚とか子供のこととかは？」
ネオ「世界を平和にしたのは後悔してる。なんでミルドラースは世界の半分をやるから一緒に世界征服しようって言ってくれなかったんだろ？」
新型「・・・それ４つくらい前の話だから」
ネオ「世界の半分もあれば多くのモンスターたちと・・・はぁはぁはぁ」
新型「ちょっ、よだれよだれ！」
ネオ「おっと（涎を拭いつつ）ところでプレーヤーとしては今回の旅はどうだったの？」
新型「そうだね、随分前に一回やってて大筋は覚えてたけど、細かいところは忘れてたから思った以上に新鮮で面白かったよ」
ネオ「日記の方は？」
新型「書いてるとツッコミどころ満載で面白かった。特に誰も主人公の話を聞かないところとか」
ネオ「そうなんだよ。誰も俺の話は聞いてくれないんだよ。しかも人を便利屋か何かと間違えてるんじゃないかと思うほど、みんながみんな変なこと押し付けてくるし。ホント泣けてくるよ」
新型「やってるこっちは笑えたけどね」
ネオ「人の話を聞かないといえば・・・このレポート用の２回目やってて思ったんだけどさ」
新型「なにを？」
ネオ「勇者が要らないんなら天空の盾は取らなくてもいいわけだよね」
新型「そう言われるとそうだね」
ネオ「なら無理して結婚する必要なかったと思わない？」
新型「いやそれだと船がもらえないから、話が進まなくなるでしょ」
ネオ「船なら金出せば買えそうじゃん」
新型「そんなイベント用意されてないし・・・」
ネオ「理不尽だ！」
新型「結婚したのそんなに嫌だったの？」
ネオ「なんの文句も言わず家で待っててくれる人ならいいけど、どっちを選んでもついてくるからなー。そうするとモンスターが乗るスペースが１匹分減るじゃない」
新型「ただそれだけの理由かい！」
ネオ「それ以外に何があるの？」
新型「・・・いやいい。君に聞いたこっちがバカだったよ」
ネオ「ふ〜ん、まぁいいか。で、これからどうするの？ モンスターコンプ目指す？ とりあえずエスターク１５ターン以内から？」
新型「う〜ん、エスタークは２回挑戦して３０ターンと２３ターンだったからもう少しメンバー揃えないと大変そうだなぁ」
ネオ「じゃあとりあえず仲間集めとレベル上げか」
新型「暇で気が向いた時だけね。君はこの先どうするの？」
ネオ「間違って世界を平和にしちゃったからなー」
新型「間違ってってｗ」
ネオ「どうやら魔物が結構好きらしい娘のアリスをそそのかｓ・・・じゃなかった、アリスと一緒に今いるモンスターを使って交配とかさせて新しいモンスターの研究とかしようかなと」
新型「それって違うゲームのような気がする・・・って、この会話噛み合ってなくない？」
ネオ「んーそうかも。まぁ別にいいでしょ」
新型「君“まぁいいか”多いなぁ」
ネオ「深く考えたらこの世界ではやっていけないって」
新型「そういうもんか」
ネオ「そうそう、そういうもの」
新型「まぁ、とりあえず旅が一区切りついたところでお互いお疲れ様ということで」
ネオ「そうだね。お疲れさまー」
新型「お疲れ様でした」
