「我が家のお稲荷さま。5」柴村仁(電撃文庫)
クリスマス。
高上昇は、赤城高校のアイドル的存在・宮部紅葉から、自宅で催すミニコンサートに誘われた。
それを目撃した佐倉美咲は、心中とっても複雑に。体育館裏でプチブルーになっていると、背後から超美男子に声をかけられた。テンコ・クーゲンと名乗るカレから、なんと『惚れ薬』なるものを授かって……!?
そんな中、謎の都市伝説が鈴ノ瀬を賑わせていた。『灰色の狼人間』が、町の住民を襲っているというのだ。そして、とある使者が、三槌家当主である昇の許にやってきた……。
お子様ランチに膝枕耳かき(失敗)どこまでやってくれるんですか、コウさん!
コウが何をやってくれるかが、このシリーズの一番の楽しみになってるw
内容の方はいつも通りの安定した面白さ。しかもクーがお気楽モードに戻ったので、作中の雰囲気もいつも通りのほのぼのムードに。良かった良かった。クリスマスなのにクリスマスっぽさがあんまりないので、もっとお祭りムードでも良かった気がするけど。
新たなライバルが加わった昇争奪戦の行方は・・・昇があれだから、当分同じような感じで進むんだろうな。ガンバレ佐倉!
しっかし薄いなこの本。もう少しボリュームアップ希望。