いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



みずたまぱにっく。〈3〉This is MIZUTAMASHIRO!! (電撃文庫)

みずたまぱにっく。3」ハセガワケイスケ電撃文庫
みずたまぱにっく。 3―This is MIZUTAMASHIRO!! (3) (電撃文庫 は 4-18)

水田マシロ。十三歳。中二。『お手伝いさん』としてバイト中な涼橋寮のお嬢様たちが、実は○○○だという秘密を偶然知ってしまったマシロだけど、最近は彼らといるのが楽しくなってきてたりもする。
そんな梅雨の最中の休日。寮母アサミ子の策略により、マシロは赤ずきんコスプレで寮生の一人、陽向とともにおつかいに出かけることになる。
その先にマシロたちを待ち受けていたのは、オオカミさん……じゃなくて、ゆ、幽霊屋敷!? しかもどうやらそこは陽向に縁がある場所のようで……?
シリーズ第3弾は、ふわふわ美少女・陽向の秘密に迫ります。『しにがみのバラッド。』コンビが贈る、マシロの“みずたま”な日々!


今回は冴えてますな、バカ単語がw
2巻同様ネットの流行り物のネタは抑え気味だけど、時々出てくる珍妙な単語のバカ度がアップしてて面白い。略語のセンスには脱帽でありますw
物語のほうは忍、千尋と来て今回は陽向のターン。
前から変なウサギ(チビリ)もいるし違和感はあまりないが、これは思いの他ファンタジックな方向に持っていったなぁ。
突然のアサミ子さんは侑○さんだったんですか的な展開にはちょっとビックリ。まぁそれを言ったら陽向の問題も・・・。元々どこかパロディっぽいシリーズだからそういうのは気にならないけど。ただ、ヒナとカナって言われると脳内映像がどうしてもROOMになってしまうな(^^;
そんなことより、しつこく出てくるこの定型文「水田マシロ。十三歳。中二。性格、アバウト。」に違和感が。
マシロは我慢強いだけで全然アバウトじゃないよね。自分以外のことに関しては絶対「まぁいっか」で終わらせないもの。今回も陽向の問題を通じてマシロのやさしさが強調された話だったし、寮の誰に問題が起きても真剣に悩むいい子なんだよ。
次は萌流のターンだろね。