いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



星図詠のリーナ (2) (一迅社文庫)

星図詠のリーナ2」川口士一迅社文庫
星図詠のリーナ 2 (一迅社文庫 か 3-2)

リーナは父王からの勅命で新たな地図作りのため、恩師が領主として赴任をしている南方の都市タヴァストへと訪れる。しかし、そこでリーナを待ち受けていたのは恩師の死、そして災害難民たちの移民問題と近隣のエルフ集落との外交問題だった。
破綻寸前のダヴァストを救うべく尽力するリーナたちだが、些細な行き違いの積み重ねから旅の仲間である傭兵のダールと喧嘩をしてしまう。ダールのことをどうすべきか悩むリーナ。
その頃、ダールの元には古い傭兵仲間から新たな仕事が舞い込むのだが……。
大人気のマッピング・ファンタジー、早くも待望の第二弾がここに登場!

お姫様の地図作りの物語の2巻は山に囲まれた都市へ。


やっぱり面白い。
リーナが自分の地図を描いている時のワクワク感がたまらない。一度見てみたいんだけど、挿絵や口絵にならないのかな。
内容としては大筋は1巻と同じ作り。
でも距離感が違う。リーナとサラとダール、いい意味でも悪い意味でもそれぞれに影響された言動が随所に出てきて、その距離が縮まってる感じになんだか嬉しくなる。特にサラがダールを引き合いに出されて大いに凹む時と、リーナの落とし前発言は笑った。
後はエルフのイシュリーアが良かった。高慢なだか人懐っこいんだかその気まぐれな性格が魅力的。それに水浴びシーンはGJと言わざるを得ない(サービスシーン的な意味でw 
次は海図か。リーナの自分の地図は地上の物と趣が違うものになるんだろうな、楽しみだ。でもそれよりアリサの一言が気になる。


〜あとがきを読んで〜
力作であるリーナとサラが同じベッドで寝こけるシーンがカットされたのが残念でならない。