いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「15×24 link two 大人はわかっちゃくれない」新城カズマ(スーパーダッシュ文庫)

15×24 link two 大人はわかっちゃくれない (15×24 シリーズ) (スーパーダッシュ文庫)
15×24link two―大人はわかっちゃくれない (集英社スーパーダッシュ文庫)

「こんな貴重な教訓を、君たちは眼球たった一個の代償で学べるんだ。大いに喜んで、今後の人生設計に活かしていこうじゃないか。
さーて、座が盛り上がったところでミツハシ君。……おじさんの探している例の携帯電話、どこにあるんだろうね? 今ならまだ片方の目だけで済んでるよ。彼女のお腹の赤ちゃんもまだ五体満足だ」
(パート5「大人はわかっちゃくれない、もしくは2vs13」107ページより)


え? そっち行くの?
徳永の自殺を止めるだけのはずが、噂の力と大人の介入によって一気に混沌としてきた。
ヤのつく人たちの介入で現実離れしてきたことは個人的には好材料かも。2巻になっても少年たちへの違和感は拭えなかったけど、展開の早い事件の方に集中出来たので割と楽しめた。
さて、次は何が出てくるのか。見えていたはずのゴールが見えなくなったので、今度はどちらに向かうのか想像もつかない。
それにしても井の頭公園で〈17〉の容疑者が一気に減ったな。タイトル通り15人、もう一人別にいるのか? それだとつまらないなぁ・・・