サンテレサ市警特別風紀班の異世界美少女剣士ティラナ・エクセディリカ。そしてその相棒、敏腕刑事ケイ・マトバ！今回の事件の舞台は、高級住宅地クィーンズバレーの裕福な家庭の少年少女が多く通うシャーウッド高校。その生徒の全裸死体が発見された！ ティラナとマトバに与えられた任務とは、なんと高校に潜入しての囮捜査！ ティラナ、大胆不敵にも制服姿でシャーウッド高校に「転入」？ サンテレサ市にシリーズ最大の大騒動が巻き起こる！ 全ライトノベルファンの話題必至、いよいよ完全新作でお送りする第3巻！
待ちに待った新エピソードは、ティラナの“容姿”を十二分に生かした囮捜査編。
ガガガに移った時の容姿変更で思いついた話のように思えるけど、実際のところはどうなんだろう。作中の「あんたが巨乳でマッチョな女戦士だったら、〜〜」の皮肉（自嘲？）でちょっと吹いたｗ
話の方は初めはコミカルで笑えるシーンのテンコ盛り。
宗介を連想させるティラナの学園生活のスタートにクスクス、仲良くなった男子生徒を引き合いにからかうマトバとむきになるティラナにニヤニヤ。
これが事件が真相に近付くと一転思いっきりシリアスへ。
映像栄えしそうなアクションシーンとは裏腹にそこに込められた想いは悲痛。やり切れなさと黒幕への怒りで後味は苦めだが、こうして読んでいて感情が揺さぶられるのは読書の醍醐味。それを綺麗に味あわせてもらったので読後感は悪くない。
４年弱ぶりの新エピソードも変わりなく面白かった。
しかし、なんて酷いあとがきなんだ（誉め言葉？
深夜なのにモンハンやりたくなってしまうがなｗ
