いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 10.5」渡航(ガガガ文庫)

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。10.5 (ガガガ文庫)
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。10.5 (ガガガ文庫 わ 3-17)

冬真っ盛りの総武高校。窓の外は寒空ながら、比較的のどかな雰囲気の奉仕部部室。雪乃、結衣、八幡のいつものメンバーのもとに、訪れる何人かの生徒たち。とある男子からのお願い事にげんなりしたり、いろはのわがままに振り回されたり、強行日程の締め切りに追われながら原稿を書いたり……!?  今は遠くに感じる将来のことから、誰かと一緒に過ごす休日のこと、部活のこれからのこと……、悩みも苦労もときめきも不安も満載で現在進行中、日常という名のかけがえのない日々。八幡の短くも慌ただしい冬の数日を描く短編集。


.5ということで短編集。
珍しく表紙と中身が一致してる。表紙から中身まで一色一色いろはす一色。
過去に.5の表紙を飾ったおかん三浦や川なんとかさんは表紙だけだったのに。いろはす愛されてる。



(1) そのうち、材木座義輝にもできる簡単なお仕事がたぶん見つかる。
相談内容:編集者になるにはどうすればいいのかby材木座
まあ、そんな仕事見つからんだろね。
しかし、ぶれないなー材木座。=全く成長しないなー(^^;
まあ、距離が近い(物理的に)ヒロインズとのやり取りや、雪乃の意外な一面を見るラブコメ回だから野郎はどうでもいいよね。




(2) きっと、一色いろははお砂糖とスパイスと素敵な何かでできている。
相談内容:デートコースを考えてbyいろは
ただのデートじゃないですか、やだー。
いろはすマジであざとかわいい。八幡はわりと酷い。知ってたけど。
このデートで楽しめるいろは は思った以上に八幡に気があって、この子を前に冷静でいられる八幡の視線は、やっぱり雪乃と結衣にしか向いてないんだな、と。
次のネタ兼脅迫説得材料をちゃっかり確保していくいろはす恐ろしい子




(3) 絶対に破れない締め切りがそこにはある。
相談内容:フリーペーパー作りますbyいろは
締め切り間近で追い込まれていく八幡の心理描写がリアルw 実体験(ほぼ毎日)ですね、わかります。
ここでも頑張る理由は結衣であり雪乃か。連続だといろはがちょっと不憫に見えてくる。
ところで、八幡プロデュースの戸塚写真はどこで買えますか?(真顔)




(4) こうして、比企谷家の夜は更けゆく。
相談内容:小腹が空いた!by小町
夜食なのに牛乳でコクを出すのはちょっと……。
言葉はともかく行動は誰にでも優しい八幡だけど小町相手だと愛情を感じる。いいお兄ちゃんだ。