いよいよアトランティス大陸に到着した焔たち。白夜王と黒ウサギによって新たなゲームルールが説明されるが、彩鳥はかつてのように戦えない自分の不甲斐なさに不安を隠しきれなかった。一方、廃滅者パラシュラーマとの死闘の果てに、十六夜は再び箱庭に帰還する。どうにか焔と合流する十六夜だったが、そこに“ウロボロス”の刺客が現れ!? やがて告げられる衝撃の事実。焔と十六夜の運命が決する時、再び“絶対悪”の御旗が揺れる！
ジン坊が悪者のボスのようだ。似合わんなーｗ
それはさておき、やっとやーっと「盛り上がってまいりました！」な４巻。
長かった前置きと前哨戦が終わって、ようやく本戦スタート。これだけ引っ張っておいて前哨戦は十六夜のエピソードの裏で知らぬ間に終わっていたが（苦笑）
始まったと言っても前半はごちゃごちゃに混じった神話の解釈をべらべらとしゃべくり回す、ゲームの初めの恒例行事が入るので、動きがなくて少々退屈。
面白くなってくるのは、こちらの世界に飛ばされてきた十六夜・プリトゥ組が出て来てから。結局物語を動かすのは十六夜だったか。
阿呆な話をしつつ、敵の襲撃を捌き、相手の素性の推測までこなしちゃう十六夜さんマジイケメン。アルビノ少女とのやり取りはヒーローそのもの。おまけでプリトゥちゃんかわいい（威厳どこいった）。
後半に行くにしたがって事は大きくなり、まさかのあの魔王の再登場もあり、ラストエンブリオというタイトルの意味も明かされて、これは次回が楽しみだ。
……って、このタイミングで新シリーズ始動？ 3.5冊かかって本題に入ったのだから、こっちに集中したほうがいいんじゃ(^^；
