いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



生徒会の一存―碧陽学園生徒会議事録〈1〉 (富士見ファンタジア文庫)

生徒会の一存 碧陽学園生徒会議事録1」(富士見ファンタジア文庫
生徒会の一存 (富士見ファンタジア文庫 166-7 碧陽学園生徒会議事録 1)

私立碧陽学園生徒会室――そこは、選ばれし者だけが入室を許される聖域にて楽園。
生徒会メンバー中、唯一の男性である副会長・杉崎鍵は、今日も生徒会室の中心で愛を叫ぶ。「俺は美少女ハーレムを作る!」と(ただし、扱いは空気以下)。
そして、お子サマ生徒会長・桜野くりむは、今日も生徒会室の中心で身勝手に叫ぶ。「ただの人間には興味あ(自主規制)」
日々くり広げられる、ゆるすぎる会話。日々費やされる、青すぎた青春。いざゆかん少年少女よ、妄想という名の大海原を!
これは、ユカイツーカイついでにちょっぴり秘密アリな碧陽学園生徒会メンバーたちの、愛すべき日常をつづった記録の一端である。

この作品はオタとネタとメタで出来ています。あれ?なんか語呂がいい感じw


こwwwれwwwはwww
まさか生徒会室で駄弁ってるだけの話とは。読み始めて口絵の最後のページを見たときは一瞬失敗したかと思ったけど、いい意味で裏切られてよかった。
こいつらで大丈夫か?という生徒会役員達が思いっきりお馬鹿な会話(誉め言葉)を繰り広げるギャグ一直線な内容。会話の8割はボケとツッコミで構成されていてテンポもノリも最高! 時折いい話っぽい感じになるのはたぶん罠だな(なんの?w
問題は元ネタが分からないとなんにも面白くないことと、キャラはどの娘も狙いすぎで個の魅力は欠けていること。まぁ内容がネタに走りまくってるからキャラも狙いすぎぐらいの方が良かったような気もするけど。
好き嫌いがはっきりしそうな作品。楽しめたもん勝ち。 注)楽しむためにはある程度のオタ知識が必須です。