いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「ふふ、どうするよ。このばつぐんに可愛い生きもの」

雪降ってるーヽ(・∀・)ノ



思わずベランダを撮ってしまったw


すぐ止むのか、明日の朝になったら積もっているのか(・∀・)ワクワク
住んでいたのが大半清水っていうのもあるけど、スキー場以外で積もった雪を見たのは中1以来記憶に無い。

「僕たちは監視されている ch.2」里田和登(このライトノベルがすごい!文庫)

僕たちは監視されている ch.2 (このライトノベルがすごい!文庫)
僕たちは監視されている ch.2 (このライトノベルがすごい!文庫)

小日向祭の衝撃の告白から3日。配信によって傷ついた少女・羽田夕菜と仲直りしようと、病院に向かった一行だったが、ユイガの面会だけは拒絶されてしまう。苦悩するユイガのために、祭たちは奔走する――夕菜の自殺未遂を調べるうちに見えてくる真相と、彼女の本心とは? 羽田夕菜とテラノ・ユイガはどうすればわかりあえるのだろうか? ネット社会で心を繋ぐ、絆と秘密の近未来青春ドラマ。待望の第2弾!

1巻はコンテンツの話。2巻はその患者クローラを含めた少女たちの話。



予想外のところから話を伸ばしてきたなと少々驚いていたら、なるほどそっちにいくのか。
IPI症候群。1巻ではコンテンツという存在を説明するための背景でしかなく、どんなものかと思っていたので、興味を引かれる内容だった。現代の何かに置き換えることはちょっと難しそうだけど、その辛さは十分に伝わってきた。病気になってしまった少女の独白の生々しさといったら。
その病気と時代を背景にして描かれる少女たち友情は(祭くんはカミングアウトしても男っぽさ皆無なので少女たちで間違っていないはずw)、誰もが相手と仲良くしたいのに相手の気持ちが読めず空回ったり病気ゆえに思い通りにならなかったりと、すれ違いの連続で切なさが募る。それでも最後まで頑張り続ける彼女たちに胸を打たれ、ほんの少しでも想いが通じたラストに涙腺が刺激された。
話は1巻よりも重かった。でも、1巻より良かった。