いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



お届き物

龍ヶ嬢七々々の埋蔵金1」 鳳乃一真ファミ通文庫
明智少年のこじつけ (1)」道端さっと(ファミ通文庫
「キュージュツカ! (1)」関根パン(ファミ通文庫
「SUSHI-BU! 1貫目」西野吾郎(ファミ通文庫
「吼える魔竜の捕喰作法」内堀優一(HJ文庫)
オレと彼女の絶対領域3」鷹山誠一(HJ文庫)


ファミ通文庫の新人賞は全部特攻してみた。よく見たら全部1巻なのか。

「嘘つき天使は死にました!2」葉巡明治(スーパーダッシュ文庫)

嘘つき天使は死にました!〈2〉 (集英社スーパーダッシュ文庫)
嘘つき天使は死にました! 2 (嘘つき天使は死にました! シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)

夏彦は、天使こと秋空と再会を果たしたものの、秋空には夏彦と過ごした記憶が全て消えていた。
新たに始まった日々を過ごしていく中で、少しずつ彼女とのすれ違いを感じ始める夏彦。
秋空が何故帰ってきたのか、どうして秋空に記憶がないのか、分からないことだらけの内に、皆でペンションに宿泊することが決定してしまう。
ペンションでは『秋空の先輩』と名乗る天使、九葉と新たに出会い、交流を深めていく夏彦と秋空だったのだが、その時、夏彦のもとに謎の手紙が届けられる。
そこには『アキソラを殺したい』と記されていた。


あれ? あのぶっ飛んだ人たちどこ行った? 主人公の変態ぶりも、幼馴染みの暴走も、お嬢さまの犯罪行為も、秋空の現金さも影を潜めてしまっているんだが。もう一人の暴走要員はほとんど出てこないし。
1巻は濃すぎるキャラたちが暴れまわるのが楽しかったのに、2巻はみんながみんなお行儀がよくてまるで別人の様。
ストーリーの方は、友情と相手を思うがゆえのすれ違いというシリアスな展開で大筋は悪くないのに、所々でギャグを挟むので、どっちつかずの中途半端な状態に。前は前半ギャグで後半は思いっきりシリアスとメリハリがついていたのに……どうしてこうなった?
ストーリーはともかくキャラの個性が一番の売りだったシリーズで、その個性が死んでしまっているので面白味がなくなってしまっている。