「ふ……オートロックごときで、この俺を阻止できると思うか？」

１５時前に電撃の新刊を注文。１７時に出荷メールが来たので明日届くでしょう。

「クロス・エデン１ 魔法王国ミシュリーヌ編 (前)」吉野匠（このライトノベルがすごい！文庫）

クロス・エデン1 魔法王国ミシュリーヌ編(前) (このライトノベルがすごい! 文庫)

高性能AIを搭載し、ゲーム中のキャラクターと自然な会話ができると評判の、オンラインRPG『クロスエデン』。平凡な高校生である片山浩介も、このゲームにハマったひとりだった。ある時、浩介は、イベントで出会った囚われの姫君・セシルに恋をする。ゲームのキャラとはいえ姫を見捨てられない浩介は、救出作戦を立てるが……。
シリーズ累計100万部突破『レイン』の吉野匠が贈る現代ファンタジー。1、2巻2ヵ月連続刊行でシリーズ始動！

初めのうちはよくあるMMORPG小説だという印象だった。
割と中二病な主人公・浩介とイケメンなのに重度のオタの友人・瞬の二種類の痛さで笑える（多くの苦笑含む）ので、キャラクター面ではそこそこ楽しめるが、それだけかなという感想だったのだが、、、
それがゲームが現実世界に進出し始めると物語が加速する。
現実世界とゲーム世界が交わるのは帯に書いてあるのでわかっていたが、ここまで急でここまでの情報量が一気に押し寄せてくるとは思ってもみなかった。いい意味で「！？」がいっぱい浮かぶ展開に、いつの間にか物語に引き込まれていた。
これだけの謎、伏線を残しておいて２巻でミシュリーヌ編完結だと！？　世界も個人も気になることがいっぱいで、どう収束させてくれるのか楽しみ。

ジャンヌは隣のあの子、その母も社員（まともに会社が存在しているかも怪しいが）と睨んでいるのだが、はたして。