いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「あんなの、ちょっとしかかっこよくない」

パンでPeace! 第1斤 『パン友ができました』
微百合アニメじゃないか!(歓喜
パンの作画もよくて旨そうだったのだが、一つ不穏な台詞が。
「イチゴジャム塗っておいたから」……ん? 玉子サンドに?
主人公は味覚が残念な子かな?(´・ω・`)




少年アシベ GO!GO!ゴマちゃん 第1話「ゴマちゃんがきた!」
ゴマちゃんなら言える。かわいいは正義
これ作画も新しいんだよね? エコノミー画質でボケてるのもあるけど、昔の絵に新しい声優さんが当ててるのかと思うほど違和感なかった。
あー、これ来週から有料か。残念(´・ω・`)

「終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか? #05」枯野瑛(角川スニーカー文庫)

終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?#05 (角川スニーカー文庫)
終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?#05 (角川スニーカー文庫)

ヴィレムは約束を守れず〈月に嘆く最初の獣〉の結界は崩壊した。正規勇者の命と引き替えに長い眠りについていた幼い星神は、その余波で空魚紅湖伯とはぐれ、記憶を封じられたびれむと共に仮初めの平穏な日々を過ごす。その日、〈穿ち貫く二番目の獣〉が浮遊大陸に降り注ぐことになるまでは――。〈獣〉に対するのは、アイセアとラーントルク。死にゆく定めの少女妖精たちと青年教官の、終末最期の煌めき。次代に受け継ぐ第一部、幕。

黄金妖精誕生の秘密と共にこの世界の成り立ちが明らかになる最終話。第一部完(但し、第二部一巻同時発売)
前巻の絶望的なラストから身構えながら読み始めたら、出てきたのはあれは何だったのかと拍子抜けするほど平和な日常だった。しかし、その中で淡々と語られていく黄金妖精の真実によって、亡きクトリの思い出が一つ一つ思い起こされていくので、ホッとするのは初めだけでどんどんと切なさが増していく。
また一方で、そのクトリの頑張りがもたらした束の間の平和によって変わっていく世界情勢がきな臭くて不安が募っていく。そして……。
結局、最後の最後までヴィレムが無茶をする物語なんだね。途中から薄々気付いていたけれど。
こんな男だから少女たちが懐いて、アルマリアがあんなになっても思い続け、クトリやリーリャが命を賭すほど好きになるのだと痛感した。彼らしくて誇らしい、でも悲しい。そんなラスト。
前巻まででは救いのない結末しか想像出来なかったけど、その予想よりは全然笑顔のある着地点でホッとしている。本当にそうなのかは第二部の結末次第だろうけど。最後に出てきた子がキーパーソン?
儚い少女たちが作り出す雰囲気が悲しくも美しく、何度も泣かされるシリーズだった。
では第二部に行ってきます。