いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



電波的な彼女

見知らぬ少女にいきなり忠誠を誓われた、不良少年の柔沢ジュウ。堕花雨と名乗る彼女の奇妙な言動に振り回されながらも、ジュウは徐々にその存在を受け入れていく。そんな中、巷を騒がす連続殺人に巻き込まれ、ジュウは雨に不信感を抱くようになり・・・・・。人間の歪みが起こす、驚愕のサスペンス。

「ここはどこの日本ですか?」って聞きたくなるほど、荒んでいて猟奇犯罪が頻発している日本が舞台のサスペンス。
決してミステリじゃない。序盤で犯人は分かっちゃうんで(^^;


「紅」の時も思ったけど、キャラを作るのが上手いのか引き立たせるのが上手いのか、とにかく登場人物が生き生きしてる。
サスペンスとしてもどうかと思うけど、青春小説としては◎
背景が暗い青春小説ってとこかな?
特にジュウが雨を受け入れていく過程が秀逸。
話の内容は「紅」の方が好きだけど、キャラはこっちの方が好きかも^^


( ⌒O⌒)っ【 ■■■■■■■□□□(7点)】