いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



甲子園 11日目

第一試合
早稲田実西東京) 7−1 福井商(福井)


福井商の監督の言うとおり「チーム力の差」が結果に出た試合だった。
福井商池本はヒットを打たれながらもスライダーとシュート(ツーシーム?)をコーナーに投げ分ける丁寧なピッチングで5回まで無失点。しかし6回、ボールが先行しストライクを取りにいくところを狙われ三本の長打などで一気に4失点。特に5,6番の連続HRはバッターの腕が伸び当たると一番飛ぶところに投げてしまった。8回はサードの悪送球でピンチを広げてしまい3失点で勝負あり。
早実斎藤は10安打打たれながらも1失点完投。今日の斎藤はランナー無しでは球が甘かったし、ピンチになって力を入れるとスライダーが浮くなど崩せる所はいくつもあったが、福井商打線はそこに漬け込めなかった。
早実が春に続きベスト8へ。



第二試合
日大山形(山形) 11x−10 今治西(愛媛)(延長13回)


日大山形が阿部の200球13回完投、劇的逆転サヨナラでベスト8。
今治西は先発新居田が大誤算。球が真ん中に集まり2アウトしか取れず4失点で交代。その後は日大山形阿部と今治西浜元が1点づつは取られながらも何とか踏ん張り、どちらにも流れが行かない一進一退の攻防に。6回裏今治西エース熊代が登板し三者凡退に抑え、7回表2HRで逆転したことで流れが今治西へ行ったかに思われたが、8回裏に日大山形が同点に追いつき得点だけでなく流れも互角のまま延長へ。
試合が動き出したのは延長13回。足と相手のエラーを絡め2点勝ち越し。これで試合は決まったかに思われた。しかし、その裏早くアウトを欲しがった熊代の球が真ん中に集まり三連打でまず1点。そしてランナー1,2塁でど真ん中の球をバント空振り。まさか空振りするとは思わなかったのか捕手が落球してる間に、バントするものと思って走っていた2人のランナーが盗塁成功。これでバッテリーが完全に動揺。ワイルドピッチで同点、満塁にした後犠牲フライでサヨナラ。
今治西は結果的にエース熊代温存が裏目に。初めから熊代が投げていれば全く違う展開になっていただろう。



第三試合
八重山商工(沖縄) 3−8 智弁和歌山(和歌山)


智弁和歌山が終盤八重山商工を振り切る。
八重山商工大嶺は変化球のコントロールは悪いもののストレートのコントロールはまずまずで4回までは無失点。しかし5回そのストレートが甘く入り2本の長打で3失点し逆転される。6回からは変化球中心のピッチングに切り替えるが7回はスライダーばかり投げ続けアンラッキーなヒットもあり、また3失点。ここで見せ球でボール球のストレートを投げていれば結果は違ったのでは・・・
智弁和歌山は2番手竹中が八重山商工の積極的な攻めが裏目に出たことも助けて、4回からの6イニングを1失点の好投。
智弁和歌山はようやく追加点を取る事が出来、終盤は楽な試合運びが出来た。



第四試合
福知山成美(京都) 6−3 熊本工(熊本)


福知山成美が打ち勝ったというよりは熊本工が自滅した印象の試合。
熊本工は3点リードした6回平凡なセンターフライを見失い、そこからピンチを広げて同点に追いつかれ、8回に連続エラーでピンチを作り勝ち越しを許し流れを福知山成美に献上してしまった。隈部、前田両投手は相手打線を抑えていただけに、なんとももったいない失点になってしまった。
福知山成美駒谷は前の静岡商戦ほどの球威はなかったがコースを丁寧について強打熊本工打線を3点に抑えた。


この試合の審判団は酷かった
4回の熊本工ライトの落球の判定はどう見ても捕球していて完全なミスジャッジ。そのすぐ後の二重バントはインプレー。5回表福知山のサードの送球がそれた時、画面で見る限りファーストはタッチできていないのにアウトの判定。5回裏1点入ったシーンはホームにファースト悪送球する前、画面ではファーストを踏んでいるように見えたが打者走者セーフの判定。
球審も解説者に「いいコースに投げているが審判にストライクを取ってもらえないだけ」と言わしめるほど判定が微妙(解説者は審判否定できないからこういう表現になる)
マチュアの審判はナイトゲームなれてないかもしれないけどそれにしても酷かった(-ω-;)