いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



ネオくんのぼーけんにっき 二日目

無愛想で腹黒で口癖は「めんどくせー」のネオくんの日記二日目。
途中何回も寝て日が変わっているけど、誰が何と言おうと二日目。
たまにゲームでは表現されていない妄想が含まれているが、気にしないで読んで頂きたい。



親父が神の意思で風邪で寝込んでしまったので仕方なくレヌール城へ。


〜レヌール城〜
どこのドアも錆付いていて動かない。よし無理だ、帰ろう・・・と思ったら、裏に螺旋階段があった。ちっ。
螺旋階段の上の入り口から侵入した。
入って早々あからさまに妖しい棺桶が6つ。とりあえず無視して通ろうとしたら、骸骨が出てきて金髪おさげを拉致って行きやがった。これはラッキー、このまま帰ろうかとも思ったが、帰った後親達に説明するのは普段口下手で無口な俺には大仕事だ。しょうがないから探すことにした。まったくもって面倒くさい。


変な土偶みたいのを倒して先に進むと中庭みたいなところに墓が二つ。ご丁寧にも片方にビアンカの墓と書いてある。たしか金髪おさげの名前だ。そこを開けるとやはり金髪おさげがいた。
助けてやったというのに偉そうな口を利く金髪おさげ。ん?でもちょっと顔が赤くないか? なんだこいつ実はツンデレか? そう思ったら急に可愛く見えてきた。今度からはちゃんとビアンカと書いてやることにしよう。


先に進んで図書室の奥にいた透き通った綺麗なねぇちゃんに話しかけたら、本棚が動いて階段が出てきた。どういう仕掛けだ?・・・まぁいいか。こういうのは深く考えたら負けだ。
そこから降りて先に進むと今度は透き通った恰幅と身なりのいいおっさんが目の前を横切った・・・追えと?・・・話しかけてもらいたかったらそこで止まれよな、めんどくせー。
追っていったらおっさんは王様で、お化け退治を依頼された。まぁそれが目的で着てるわけだしな。承諾したら松明の在り処を教えてくれた。


松明を取って、王様が教えてくれたお化けの親分のいる所へ向かう。
何の妨害もなくお化けの親分の到着・・・いいのか?と思いつつ近づいたら落とし穴に落とされた。やっぱりかー
落とし穴の先のお化けキャンドル×3を1ターンで片付け、再度お化けの親分の元へ。


今度こそ親分ゴーストと対決・・・弱!!!
ビアンカルカナンは効くしスカラ使ったら5しかダメージ喰らわないしでホイミも薬草も使わずに退治完了。
どうやら装備品を揃えているうちに強くなりすぎてしまったらしい。楽に越したことはないからいいか。
幽霊の王様に感謝され城を後に。町へ帰って寝た。


アルカパ
一晩のうちに俺達のお化け退治の噂は町中に広まっていたらしく、悪ガキ二人はあっさりと猫を譲ってくれた・・・別に俺はいらないのだが。
猫を引き取りガキ共と分かれると、ビアンカが名前をつけようと言ってきた。なんか色々候補を挙げてきたが、全部「いいえ」って言ったら怒られた。
しょうがないから一番マシなリンクスにしておいた。それにしてもビアンカはネーミングセンスがない。ギコギコとかビビンバとかありえないだろ。猫が可愛そうだ。


猫・・・じゃなかったリンクスを連れて宿に帰ると、親父と村に帰ることに。
何故か当り前のように俺についてくるリンクス。おまえを引き取ったのは俺じゃないビアンカだ。しかし、そのビアンカも当り前のように見送っている。
おい!おまえが飼うんじゃないのかよ!!おまえが言い出したんだから最後まで責任取れよ!
・・・おっ、ビアンカが俺達の方へ向かってきた。引き取る気になったか・・・ちょっ、リボンくれるだけかよ!躾もろもろは俺の仕事か!?餌代も俺持ちか!?ふ・ざ・け・る・な!
ちょっとでも可愛いと思った俺がバカだった。やっぱりこいつは金髪おさげで十分だ。


鬱な気分のまま町を出ようとすると親父が「感心したぞ」とか「でもあまり無理はするな」とか言ってきた。
・・・まってくれ親父。言うことはそれだけか? この猫はスルーか? 俺の着ている服や持っているものが違うのに何も言わないのか? そこまで無頓着なのか?・・・ちょっと悲しくなった。



サンタローズ
さらに鬱な気分になったまま村に帰ってきた。
家に戻ったら親父に手紙が来ていた。内容が気になったが俺はサンチョに無理やり寝かされた。まだ昼だぞ。眠くねーよ。子ども扱いするんじゃねー。


起きると親父が珍しく調べ物をしていた。邪魔しちゃ悪いのでリンクスをつれて外へ出ることにした。
外に出たら明らかに村人じゃない格好の奴に会った。というか大人ではあるが俺そっくりだ。
話しかけてみるとレヌール城で見つけたゴールドオーブを見せてくれと言い出した・・・あからさまにあやしい。
「いいえ」と5回ほど断ったが、それでもしつこく同じセリフを繰り返すあやしい奴。またなにか抗えない大きな力を感じた俺はしょうがなくオーブを見せてやった。
あやしい奴は意外にもちょっと見たらすぐに返してくれた。なんだ拍子抜けだな。
別れ際に親父を大切にしろとか言われた。どちらかというと戦闘中は過保護なのに普段は無頓着の親父にもっと普段から俺を大事にしろと進言してほしい。


あやしい奴と別れると暇になったので村をブラブラした。最近村でまな板や食べ物など急に物がなくなったりしているらしいという噂を聞いた。
他に何か情報がないかと思い、宿屋の地下のバーに行ったら・・・透き通った耳の尖がってる奴がいるではないか。昼間から幽霊か?なかなか自己主張の強い幽霊もいたもんだ。
話しかけたら、ここでは話せないから家の地下に来いとか言いやがった。いいじゃねぇかここでも、めんどくせー。


他にすることもないので家の地下に行ったらそいつはすでにそこにいた。・・・あれ?俺、こいつより先にバーを出てきたと思うんだけど、まさかワープか!?・・・そうだ、深く考えちゃダメだ。これほそういうもんだと思い込まないとな。
そいつはエルフのベラの名乗った。エルフ?妖怪人間じゃないのか?と思ったが話がややこしくなりそうなので黙っておいた。 詳しい話をしたいから自分達の世界まで来て欲しいと言った。・・・これ言うだけならさっきのバーでよかったじゃねぇか。しかもまた移動かよ。はぁ。


ベラが消えたと思ったら、地下室に光の階段みたいなものが出現した。もうこんな事では驚かないが、この階段の形はいただけない。この機能美の全くない階段はなんなんだ。光ってて眩しいし。人を招待するならもっと上りやすい階段にしろよな。



〜妖精の村〜
階段を上るとベラが待っていてポワンさまとかいう偉そうな人のところまで連れてこられた。
ポワンさまは俺に頼みがあるという。激しく「いいえ」と断りたかったが、ここは異世界だ。帰れなくなったら困るのでしょうがなく「はい」と答えておいた。
ポワンさまは「春のフルート」というものを取り返して欲しいそうだ。これがないと春が呼べないらしい。・・・もしかして最近やたら寒かったのはそのせいか?家の前で毎日焚き火してるバカを止める事が出来るなら協力しよう。臭いんだよ、あれ。


ベラが仲間に加わり、まずは情報収集。エルフにフルートを盗んだ奴は北、お風呂に浸かってた骸骨に鍵を作るドワーフは西にいるという情報を得る。多分初めは西に行ったほうがよさそうだな。
と、思ったがリンクスの防御力が心もとないのですこしレベル上げをしていく事にした。
この間にこの日記も書けて一石二鳥だ・・・と、外の人が言っていた。
レベル上げとここまでの原稿を終え西へ。



ドワーフの洞窟〜
洞窟に入るとすぐにドワーフは見つかった。さあ、鍵をくれ・・・鍵の技法は洞窟の奥にに隠した?しかも鍵そのままじゃなくて技法かよ!あー手間が二つくらい増えた、めんどくせー。
ドワーフとそこにいたスライムよるとフルートを盗んだのはザイルという奴らしい。名前なんて何でもいいよ。もっと建設的に弱点とか教えてくれよな。
奥に行く途中「俺が先に技法をいただく」とか言ってる痛いおっさんに会った。こんな階の浅い所でうろうろしてる時点でダメだろう。
最深部まで行き、あっさり技法をゲット。戻ってドワーフに話しかけたら、この技法だけで扉が開くらしい。・・・そりゃ鍵の技法じゃなくてピッキング技術だろ。でも目の前で家捜ししても何も言われない世界だからピッキングもありなんだろう。まぁ開くならなんでもいっか。針金はいつも身に着けてろってことだな。



〜妖精の村〜
一旦村に戻り宿に泊まって体調を整え北に向かうことにした。
宿屋で寝て、気が付くと自分の部屋に戻っていた。またあの上りにくい階段を上らなくちゃいけないのか。ハァ。
気を取り直して、今度こそ北へ



〜氷の館〜
正面の扉は鍵の技法ですんなり開いた。大した技法だ。
館の中はつるつるすべるだけでこれといった大きな仕掛けはなかった。しかも予想以上に狭くザイルは簡単に見つかった。
ザイルに話しかけたらなんかいちゃもんつけられて、戦闘になった・・・ちょっ、何こいつの格好。なんか可愛いぞ。もっとごっつい奴を想像してたのに実は萌えキャラだったのか。違う意味で強敵だ。
ザイルはその格好に似合わず攻撃力は強かったが所詮はガキ。3ターンで終了。
ザイルの誤解を解くと今度は雪の女王とかいう奴が現れた。こいつがボスか。ザイルに手ごたえがないわけだ。雪の女王はぶつぶつと独り言を言ったあと魔物の姿に変身した・・・まて、どう見ても男に見えるぞ。魔物の性別はわからねぇなー。


雪の女王は息は大したことないし、普通の攻撃もスカラ使ったら大して喰らわないヘッポコモンスターだった。
ただホイミを連発したからターンだけはかかった。まったく、弱いくせに手間かけさせんなよ。
雪の女王を倒すと砕け散り消えた。そしてザイルは礼も言わずぶつくさ言いながらさっさと立ち去ってしまった。まったく最近のガキは礼儀というものを知らないのか。激しく憤りを感じる。
まぁいい。目的は果たした。フルートを持ってさっさと帰ろう。



〜妖精の村〜
村に戻ると何人かが褒め称えてくれた。正直悪い気はしない。
フルートをポワンさまのところに持っていくと、感謝されはしたが御礼の品もしくは金がない。なんてケチな奴だ。ベラは記念にといって何かの枝をくれたが・・・これじゃあ金にならないだろう。ただ働きした気分だ。まったくもってやってられない。この怒りをどこにぶつければいいんだ?



サンタローズ
気が付くと地下室に戻されていた・・・ホントに何の礼もなしかよ。少し凹んだ。
1階に上がるとサンチョが何か叫んでいる。親父がラインハットという所にに向けて出発したらしい。行ったばかりだから追いかければ追いつくらしい。
で、ラインハットってどっちだよ?と思いサンチョにもう一度話しかけたら、さっきと同じことを言いやがった。バカだろこいつ。
バカなサンチョはほっといてとりあえずセーブじゃなかったお祈りをしに教会に行ったら、親父がいた。追う面倒がなくて正直ホッとした。
無事親父とともにラインハットに向けて出発した。


ラインハットへ行くには川を渡るらしい。・・・おお、橋じゃなくて地下道か。いくら川が浅くても建設費用を考えると地下道じゃなくて橋の方がいいような気がしたが、それは俺が気にする問題じゃないな。
渡りきったら親父が「川をみるか?」と聞いてきた。別にどうでもいいと思ったが、親父の中では見ることはすでに決定事項だったらしく、俺の意見も聞かずに川の方へ連れて行かれた。じゃあ初めから聞くな。
川をちょっと見たら、親父は同じく川を見ていた爺さんに話しかけ短いリバーウォッチングの時間は終わった。親父はせっかちな男だ。
ここで親父が元の道へ戻ろうとするボケをかましてくれた。素でやったのか、わざとやったのかは分からなかったが、どっちにしろ面白くなかった。



ラインハット
ラインハットに付くと兵士に王様の所まで案内された。
親父と王様はなにか内緒の話があるらしい。親父は俺に「城を見学させてもらえ」といってきた。
きた!ついに城を家捜しする時が!なんだか柄にもなくワクワクしている俺がいた。


家捜しの結果は芳しくなかった。不思議な木の実が一つだけ。でかい城なんだからもっと何かあってもいいだろう。ちょっとワクワクしていた自分が情けなくなった。
家捜しの途中でヘンリーとか言う王子に会った。子分にしてやるとか偉そうな事を言うので丁重に断ったら聞こえないとか言いやがる。何度断ってもダメなのでしょうがなく「はい」と呟いた。そしたらお前なんか子分にするわけがないだろうとか言いやがった。人生最大の屈辱だ!よく見れば髪の毛が緑色のおかしな奴だ。こんな奴に話しかけなければよかった。くそむかつく。
お礼の品は貰えないし、城はしょぼいし、バカにバカにされるし・・・今日は厄日か?


王様の元に戻ると、親父はいなかった。王様に聞いたら親父はさっきの緑頭のお守りをさせられるらしい。まじかよ!勘弁してくれ。俺にも被害が及ぶことは容易に想像がつく。これで決定的だ。今日は厄日だ。
ちなみに、わかってはいると思うが緑頭とはヘンリー王子のことだ。決してナメック星人のことではない。


緑頭の部屋へ向かうと、途中に親父がいた。
親父は緑頭に嫌われたらしい。それで俺に仲良くなって来いとか言う親父。
無理!絶対無理!!あれは生理的に受け付けないから。・・・でも親父の頼みは断れない・・・欝だ・・・


緑頭に話しかけると今度は子分にしてやるとか言い出した。それでとなりの部屋の子分のしるしを取ってこいという。あの宝箱はさっき調べた。空だ。・・・でも取りに行かないと進まないのね。流石の俺も親父と神の意思には逆らえない。
隣の部屋に行って戻ってきたら、緑頭がいない。この短時間で部屋からは出ないだろうと思った俺は部屋中を調べまわる事にした。
するとすぐに隠し階段が見つかった。ちょろいもんだ。


階段を下りて緑頭と話していると、ごっついおっさんが2人入ってきて、いきなり緑頭にボディーブローを喰らわせた。
ナイスだおっさん!俺の気も少し晴れたぞ。・・・あれ?そいつ持ってっちゃうの? それは色々と面倒な事になるんだけど・・・あーこれは助けに行かないといけないんだろーなー・・・めんどくせー


城の人間に知られると面倒な事になりそうなので、真っ先に親父に知らせた。
親父も同じことを思ったらしく、急いで族の行った道を辿っていく。
親父を追って外に出るがすでに親父の姿はない。ちょっ、置いてけぼりかよ。
仕方ないので城下町に戻って情報収集することにした。町人によると北東の方があやしそうだ。


初めはすぐに北東へ向かおうとしたが、もうはぐれちゃったんだしいいかと思いなおし、急いでいる親父には悪いが金集め&レベル上げをすることにした(日記を書く時間も取れるしな)



〜古代の遺跡〜
入って少し進むと親父が弱そうなモンスターと戦ったいるのが見えた。親父なら心配ないだろうが、さらに強いモンスターが出てくると俺が困るので早く合流するに越したことはないだろう。
俺が親父の元まで行くと親父はまだ戦っていた。相手はドラキー、まほうつかい、スライムナイト・・・今まで何やってたんだ親父?寝てたのか?
親父だけの戦闘が始まるとドラキーが逃げたため結局1ターンで戦闘終了。やっぱり寝てたな親父。
親父が仲間に加わり先頭がもの凄く楽になり、すいすいと奥に進むと牢屋の中に緑頭が寝ていた。牢屋を素手でぶち壊す親父。こっこわ! それ人間業じゃねーよ。
折角助けに来てやったのに緑頭はまたひねくれた事を言っていた。それを聞いた親父が緑頭へビンタを一発。うっわ痛そー。というか、おぼっちゃんのくせによくあれで死ななかったな。俺は変なところで緑頭を見直した。


親父の緑頭への説教もおわりさて帰るかと思ったら、追ってのモンスターが出てきた。モンスターを親父に任せ俺は緑頭を引き連れ出口へ。
しかし、もう少しで外だという時にもの凄く頭の悪そうな格好をした気持ち悪い奴が出てきた。でも顔色は真っ青だし調子悪そうだから楽勝だろう。


だがそいつはべらぼうに強かった。ニヤニヤしながらまず緑頭を一撃で瞬殺。
つづいてリンクスをメラミで一発で葬った。・・・まぁこれについてはリンクスを回復しておかなかった俺の責任もあるのだが。
最後に残った俺は必至の抵抗もむなしく痛恨の一撃をくらい、意識を失った・・・



最後に親父の声で「母さんはまだ生きている」と聞こえたような気がした。




ネオくんのぼーけんにっき  早くも



続きは10年後明日の「ネオのモンスター探訪記(仮)」へ続く。