いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



狼と香辛料 (6) (電撃文庫)

狼と香辛料VI」支倉凍砂電撃文庫
狼と香辛料 6 (6) (電撃文庫 は 8-6)

ホロが口にした、旅の終わり――。ロレンスはそれを説き伏せ、ホロの故郷ヨイツまで共に旅を続けることを決める。
二人は、エーブを追いかけてレノスの港から船で川を下る。途中、ロレンスたちの乗った船が立ち寄った関所では、厄介ごとに巻き込まれている様子の少年の姿があった。ロレンスは、図らずもその少年・コルを助けることになる。そして、訳ありらしいコルの故郷の話や、船乗りたちの噂話を聞く内に、二人はヨイツに関する重要な言葉を耳にしてしまい――。
絶好調の新感覚ファンタジー、シリーズ初の、船での旅の物語。狼神ホロ、水を怖がる!?

調子に乗ってホロも大きな画像にしてみたw


これはラブラブバカップおしどり夫婦に子供ができる物語・・・・・・えっ全然違うって?w でも雰囲気はそんな感じだった。
今回は商売っ気はあまりなく大きな事件も起きない非常に静かな話。それだけにロレンスとホロ、二人の関係 二人の時間が濃密に描かれている。寄り添って話し込んだり、ちょっとしたことで喧嘩したり、それぞれに自分のことよりも相手のことを気遣ったり・・・ごちそうさまw それでいて、二人して「出来るだけ長く一緒にいたい」「いい形で旅を終わらせたい」思っているくせに、お互いに素直じゃないので本心を口にしない状態が甘いけどちょっともどかしい。あーもう身悶えしそうだw そんな二人だから新キャラのコル君は彼の性格も相まって子供にしか見えないんだよなぁ。
とにもかくにも甘〜い時間を堪能させてもらえて大満足。