いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



人類は衰退しました 2 (ガガガ文庫)

人類は衰退しました2」田中ロミオガガガ文庫
人類は衰退しました 2 (ガガガ文庫 た 1-2)

わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は“妖精さん”のものだったりします。そんな妖精さんと人間との間を取り持つのが、国際公務員の"調停官"であるわたしのお仕事。……なんですが。高い知能を持つ妖精さんのまわりは不思議なことだらけ。理解不能なおかしな道具を創って、わたしの身体を小さくしたり。現場復帰する祖父の助手さんのお迎えに、何度も何度も行かせたり。……そんなこと、報告書には書けません! えっ? わたしが一因? ではないですよ!? お疲れの脳の刺激と安らぎを……。

人類が衰退した未来、地球上で一番繁栄している(らしい)妖精さんと人間の女の子のヘンテコな交流を描いた物語。


つ、疲れた。脳内ツッコミ入れまくりでw
「いったいどこからツッコめば?」というくらいツッコミどころ満載。主人公のすっ呆けた一人称が面白すぎて、最初から最後までずっとクスクス笑いながら読んでたとような気が。
主人公と妖精さんから醸し出されるのほほんとした雰囲気も健在でゆるーく楽しい読書タイムだった。
あー笑った笑った。


以下各話毎(といっても2話だけど)に感想(大いにネタバレっております)
◆人間さんの、じゃくにくきょうしょく
内容:スプーンおばさんならぬ軽量スプーンおねぃさん
2回のFINに盛大に吹いたw 小さくなってる時の妖精さんや小動物たちとのやり取りがバカっぽくて面白い。中でもハムスターとのやり取りが最高!そして妖精さんタイプの主人公がラブリーすぐる(*´Д`)ハァハァ 
ところで、この設定だともし主人公がおじいさん並みの知力を持ったら身長6m超に?


妖精さんたちの、じかんかつようじゅつ
内容:主人公がおじいさんの助手を迎えにいく話。ループもの。
妖精さん流クローン作成方法に驚愕!w
なんで内容と関係ないのに執拗に犬を出すのかと思ったら・・・最後にそのボケをするためだけかい! 御見それしましたm(_ _)m


読み終わって考え直すと、両方とも悪意はないけどある意味怖い話だなぁ(^^;