いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



福音の少年―放課後のアポストロス (徳間デュアル文庫)

福音の少年 放課後のアポストロス」加地尚武徳間デュアル文庫
福音の少年放課後のアポストロス―Good News Boy (徳間デュアル文庫 か 7-5)

魔法使いの最高位“ウィザード”の称号を持ちながら、今ひとつ冴えない少年・恵。上級魔女の美少女エリカと、その従兄弟の英介のおかげで、なんとか無事に高校に入学することができた。しかし、そこには彼の存在を良く思わない校長や、反感を持った生徒がいて……。その頃世界では、不思議な力を手に入れた人々が各地で騒動を起こしていた。古の女神の生まれ変わりであるアナの存在は、各地に残る予言の成就の証なのか? 恵たちの前に、運命は新たな幕を開けようとしていた。


第1章以降はひたすらストレスの溜まる話だった。
最終章に向けてのスタートのような話だったので、そのこと自体には文句はないのだけど、悪役というか恵の障害となるべく出てきた新キャラ二人(盛本と高野校長)が微妙。
盛本は悪役というよりはただの感じの悪いオタク。知略まではいかなくても、もう少し行動に計画性を持たせて恵が掌の上で踊らされてる感じが欲しかった。
校長は・・・この人の存在はある意味魔法が存在するよりファンタジーw こんなキチ○イじゃなくてただの厳格なおばさんでもよかった気がする。
ラストに向けて壮大な話になりそうな予感はあるのに、あまりワクワク感が湧いてこないのはこいつらのせいか?・・・う〜ん。あとがきによるとあと2冊。終わりまでにちゃんとスッキリさせてくれるのだろうか?
第1章のエリカが可愛かったからそこだけ反芻しよ(ォィw