いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



死神のキョウ (一迅社文庫)

「死神のキョウ」魁(一迅社文庫
死神のキョウ (一迅社文庫 か 1-1)

「はじめまして、死神です。あなたのことを守りにきました」
「いや、殺しに来たんじゃねぇの?」
笹倉恭也は不幸の神様に見込まれているのか、やたら事故や事件に巻き込まれるも、いつも間一髪での生還を果たすと評判の高校生。
そんなある日、木から降りられなくなったネコを助けていた恭也の前に 自分は死神だと名乗る「鏡(キョウ)」という少女が現れる。
災難から恭也を守ろうする鏡との、迷惑ながらもどこか楽しいドタバタな日常。しかし、大変な事故に遭遇したとき、恭也は忘れたはずの暗い過去を思い出す……。


普通に面白かった。(普通と言うとなんとなくマイナスのイメージがあるのは何でだろう?
諸々の設定はもちろん、衝撃的な出合い、教室でのやり取り、学校の謎の風習、そして泣かせ方。どれをとってもギャルゲーのシナリオライターさんらしい作品という印象。
キョウの理不尽さや暴走ぶりで笑い、見え隠れするデレの部分でニヤニヤしたりとキョウを楽しむ作品だと思うが、中でも一番の見所はキョウがクラスメイトのある一言に本気で怒るシーン。この時のキョウの一言は重く心に響いた。
あとがきを読む限り続きもの? 普通に面白かったので出れば普通に買うでしょう。


最後に一言
どんだけ縞々が好きなんだよっ!w