「世界平和は一家団欒のあとに５ 追いかけてマイダーリン」（電撃文庫）
「実家に帰らせていただきます」
異世界よりやってきた元お姫さまにして、星弓一家の母・志乃が夫の度重なる浮気疑惑についにキレた。
そんな簡単に帰れるのかよ……？ という一同を置いて家を出る志乃。父・耕作とともに、軋人たちは志乃を連れ戻そうとするが、一方で彼女に近づく不穏な影があり──。
軋人の祖父にして耕作の父、大三郎も初登場！ 家族と世界の平和を天秤にかける物語、第５弾です。
じじいＹＯＥＥＥＥＥＥＥＥＥＥＥＥＥＥ！ｗｗｗ
初登場のお爺ちゃん。あの父の父だからどれだけ濃くてどれだけ強いのかと思ったら、確かにキャラは濃いけど完全なギャグ要員とは。序盤大いに笑わせてもらいましたm(_ _)m
で、今回は父浮気？で母家出のお話。
といってもこの話なので殺伐としたりドロドロしたりする事はあるはずもなく、いつも通りのハートフルホームコメディ。初の母メインで過去の話や内面も描かれている。
ママさんは中身もこれまでのイメージ通りだった。ちょっと乙女チックで起こると恐くてそして底抜けに優しい。この母だからこそ星弓一家はあんなに明るい空気が流れてるんだなぁと実感できた。
あと印象的なのは軋人と柚島のやり取り。
なんかもう分かり合ってて信頼しあってる感じが出てて、付き合ってるんだか付き合った無いんだかという状態のはずなのに、既に落ち着いちゃってるような。
「お兄ちゃん、これは絶対尻に敷かれるなあ……」ｂｙ美智乃
なんて台詞もあったけど、もう既に敷かれてるようにしか見えんのですがｗ
今回も笑いあり水着あり家族愛ありで面白かった。次はそろそろ刻人の出番か？ １巻以降の影薄いし。
〜ひとことふたこと〜
あとがきの最後の最後の一番目立つところで脱字とか(ノ∀｀)
これは流石に印刷の人が悪い？ というかこの間違いは失礼だよ(^^；
