いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



第90回全国高校野球選手権大会 第10日

第1試合
本庄一(北埼玉) 0−4 青森山田(青森)


両チーム決め手を欠いた試合は守備力の差で青森山田の勝利。
両チーム共に毎回のようにランナーを出すも
均衡を破ったのは青森山田。6回表、2アウト一二塁のチャンスで5番荒張の当たりはショートの後ろにポトリと落ちるラッキーなヒットで先制。8回と9回にも本荘一のエラーを足がかりに追加点を重ねて勝負を決めた。
青森山田は内野の守備が見事。ヒット性の当たりを何本も阻止し、先発木村を助けた。打線はヒット5本ながら4得点と効率のいい攻め。特に後半は相手のミスを確実に得点に結びつける強かさをみせた。
本荘一は9回中7回ランナーを出し内5回スコアリングポディションにランナーを進めながら、結局最後までタイムリーが出ず完封負けを喫した。



第2試合
慶応(北神奈川) 5−0 高岡商(富山)


投打共に相手を上回った慶応が快勝。
慶応は3回4安打を集中させ3点を先制すると、5回に中押し8回にダメ押しの点を長打で取る理想的な展開。投げては先発田村が6回を3安打無失点の危なげないピッチングをすると、7回からは只野に継投。只野も初戦でみせた不安定さはなくこちらも危なげなく3回無失点で見事完封リレー。一人の投手に大きな負担をかけない理想的な継投。
高岡商の先発福島は全アウトの2/3以上を内野ゴロで取るという丁寧に打たせて取るピッチングを披露したが、球威が無いので少しでも甘く入ると痛打される苦しいピッチング。
打線も慶応の左右の好投手の変化球が打てずに完封負け。各回の先頭打者が一度も出せなかったのが痛かった。


慶応イイネ!
先を見据えた投手起用がエロいねw(・∀・)



第3試合
清峰(長崎) 4−5 東邦(西愛知)


1点づつを取り合うどちらも一歩も譲らない接戦は、主審の頭に?に浮かぶ判定で決着。
4−4の同点で迎えた8回裏。東邦の先頭打者がスライダーで空振り三振のはずがバッターのアピールで主審がファールに訂正(スローで見ると全く当たっていない)。更に続く激しくストライクっぽい真ん中低めのストレートをボールの判定でフォアボール。このフォアボールで目に見えて気落ちした清峰の先発下平が、続く送りバントでセカンドに悪送球(記録は野選)して傷口を広げ、送りバントスクイズで東邦が勝ち越し。
東邦は先発下平が11安打を打たれながらも要所でスライダーが冴え10奪三振で大量失点は与えなかったのが勝因。清峰は強打の東邦を上回る11安打を放ったが走塁にもったいない面が見られたのが残念。


途中までは取りつ取られつの1点を争う好試合だったのに、最後の最後に後味が悪い試合になったなぁ。
いくらバッターがアピールしたからって、遠くはなれた三塁塁審に聞いて判定を覆すなんて。一番近くにいるのはあんたじゃん。そりゃないよ審判(´・ω・`)
にしてもさすが風速5m、外野が忙しい試合だった。