いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



ほうかご百物語〈3〉 (電撃文庫)

ほうかご百物語3」峰守ひろかず電撃文庫
ほうかご百物語 3 (3) (電撃文庫 み 12-3)

美術部の幽霊部員・穂村からのSOSメールで、雪深い温泉宿へ向かうことになった僕とイタチさん(と、その他の面々)。イタチさんとの温泉旅行にワクワクを隠せない僕だけど、着いた先では衝撃の出来事が待ち受けていて!?
イタチさんとの冬休みは、色んな意味でドキドキな事件がいっぱい。パンツ一枚の怪人には襲われるし、イタチさんのニセモノ(!?)が登場するし、稲葉先生は大ピンチだし。(まあイタチさんがいてくれれば、万事OKなんですが。)
そんなわけで、ピュア可愛いイタチさんと僕の放課後不思議物語、第14回電撃小説大賞〈大賞〉受賞作第3弾登場です!!


いつもどおりのワイワイ妖怪退治。仲間も増え2巻以上には妖怪も強くなることもなく楽しさが増した感じ。最後の話がシリアス展開なのはもう決まり事なのか? 個人的にはこの物語でのシリアスはあまり好きではないけど、ワンパターンは長寿の秘訣と考えれば悪い事ではないかも。長くこの天然×純朴カップルでほのぼのしたいし。
そんなことより今回はイタチさんです。いや、今回もイタチさんです。真一じゃないけどイタチさん最高です!
今まで受け身ばかりだったイタチさんが少しだけど自ら感情を表に出すようになっていて、これが可愛いのなんのって。真一相手に怒るイタチさんやヤキモチを妬くイタチさんも可愛かったけど、弱気なイタチさんがそそる保護欲はやヴぁい(*´Д`)ハァハァ
加えていくつかあった妖怪と関係ないハプニングでも意外な一面を見せてくれたりと、イタチさんの可愛さ全開な一冊だった。良きかな良きかな。