いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



ほうかご百物語〈4〉 (電撃文庫)

ほうかご百物語4」峰守ひろかず電撃文庫
ほうかご百物語〈4〉 (電撃文庫)

三学期が始まり、平穏に(?)妖怪対処の日々を送る僕たち美術部。イタチさんちの訪問やバレンタインデーなど楽しいイベント盛りだくさんで、大興奮な僕なのです。そんなある日、僕らの妖怪対処の邪魔をする謎の兄妹が現れた!? 危険な妖怪たちを野放しにはできないけれど、僕らの言葉に一切聞く耳を持たない二人。彼らの目的とは一体何なのか。新たな敵の登場で、僕らの放課後は大混乱です!!
 ピュア可愛いイタチさんと僕の放課後不思議物語。第14回電撃小説大賞<大賞>受賞作、第4弾登場!!


あーもーこの人たちは。ここまでほのぼのバカップルぶりを見せ付けられたら「ご馳走様」としか言えないじゃない。
恋する乙女状態のイタチさんの破壊力は異常。相手がどう思っているか分からなくて不安になるとか、今までを考えると今更感たっぷりなやり取りなのに、この二人だと何故だか許せてしまうし、自然と頬が緩む。恐るべしピュアパワーw 
そして今回は恋する乙女がもう一人。まさかの人選だった。思わぬギャップ萌えをありがとうございますw メインの二人のようにいつもベッタリとはならないだろうけど、こちらもほのぼのしそうなカップルなので、次は是非二人一緒のシーンが見たい。
と、キャラを追ってラブコメだけ見れば非常に楽しかったのだけど、シリーズとしてはこっちに向かってしまったかという印象。
妖怪の強力化と新たな敵?の登場で戦いは絶賛激化中。真一とイタチさんのほのぼのぶりを見たい身としては、あまり面白い状況ではない。黒幕もなかなか出てこないし、次以降もこんな調子なのかな。折角ここまで距離が縮まったのだから真に寛いでる時の二人がみたいのだが・・・
この物語にはもっとのんびりしてもらいたいものです。