いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



SH@PPLE―しゃっぷる―(5) (富士見ファンタジア文庫)

SH@PPLE―しゃっぷる― (5)」竹岡葉月富士見ファンタジア文庫
SH@PPLE―しゃっぷる―(5) (富士見ファンタジア文庫)

「――あの、好き。好きなの雪国君のこと!」
すごい、何がすごいって舞ちゃんのモテっぷりはハンパない。
僕、淡谷雪国は双子の姉・舞ちゃんと入れ替わって青美女学院へ通う日々。彼女は僕の格好をして空舟五中へ通っているのだけど、人気爆発なニセ雪国は、僕の目の前で告白されていた!
そんなある夜、せっぱ詰まった様子の少女……空舟五中で同学年の脇坂かの子さんが家へやってきて!?
一方でSECと究極の美少女を探す舞ちゃん、僕の大好きな一駿河蜜さんと青美ソロリティのトップ・胡蝶の宮との素敵な出会いなど「入れ替わり」の日々をコミカルに綴る春の巻、登場!

あ、短編集なんだ。第1章の前半はまで何か新しいことを始めるためのプロローグなのかと勘違いしてた(^^;


なんというか、これまでのおさらいっぽいなと。
本編のどこかを切り取れば似たような話が出てきそう。キャラの再認識にはなっても、掘り下げにはならない感じ。
ドラゴンマガジンの連載用でここからこの話に入る人も多いだろうから、そんなに無茶できないんだろうけど、本編読者としては短編集ならもっとバカやって欲しかったと言うのが本音(冒頭の漫画ははっちゃけてたけどねw
強いてあげるならいつもと違う舞姫が見れる第5章かな。やっぱり短編集はあの人があんなことを!?とか、あの人の性格の裏にはあんなことが!?とか読みたいなぁ。
シリーズそのものが面白いので悪くはないのだけど、これまで1〜4巻を読んできた人にとってはあまり旨味のある短編集ではないかな。