いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



ロウきゅーぶ!〈2〉 (電撃文庫)

ロウきゅーぶ! (2)」蒼山サグ電撃文庫
ロウきゅーぶ!〈2〉 (電撃文庫)

部長のロリコン疑惑から一ヶ月、ようやく周囲の噂も落ち着いてきた今日この頃。バスケへの想いを再燃させてくれた大恩のある少女たち五人のため、昴は再び慧心学園バスケ部のコーチに返り咲く。そして少女たちのさらなる成長を目指し、小学校で合宿を行うことになったのだが、解決しなくちゃいけない問題は山積みで、
「ふぁ……見てる。昴さんが、こっちっ」
「ひな、おにーちゃんに見て欲しいなー」
「……まー、すばるんもヒトノコだしな」
「えへへ。紗季ちゃんはどうなのかな?」
「ちょっと私まだそういうのは興味がっ」
それ以上に色々な意味での問題も山積みでして──!?
悩み多き少女たちに振り回されつつも、さわやかローリング・スポコメディ!2


スポ根成分抑え目で智花の恋心増量、そして竹中の2巻。
智花は健気でかわいいのう。
でも昴の目線、つまり妹か小さい子を愛でる視線での可愛いだから、からかい以上の周りの反応には違和感がある。主人公がロリコンでない以上は挿絵を含めてそういうところを無理に強調することはないと思うけど。
それよか真帆と竹中を仲直りさせる作戦の方が面白い。
わかる、わかるぞ竹中。そのテレとプライドで素直になれない態度。男の子だなー。こっちはすんなり共感できる。
というわけで、強引に見えるロリ強調には違和感があるものの、昴から見た小学生達の等身大の青春は文句なしに面白い一冊だった。
次は対外試合? とりあえずもっとスポ根成分を!


で、
昴の幼馴染みの葵さんは何のために出てきたんですか。ただの顔見せ?
小学校まで無理やり付いていって、智花が不安になったりあの子たちに冷やかされたりするイベントが絶対あると思ったのに。