いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



ほうかご百物語〈5〉 (電撃文庫)

ほうかご百物語5」峰守ひろかず電撃文庫
ほうかご百物語〈5〉 (電撃文庫)

多々羅木兄妹の騒動が一段落し、2年生への進級を控えた春休み。学校の裏山で蛇を助けた僕の身に、またまた事件が降りかかってきた!?
「つーわけで、嫁にしなさい」
そんなセリフと共に現れた、この綺麗なお姉さんは一体何者!?
しかも『謎の花嫁事件』のあと、イタチさんが何者かに“デート”に誘われたからもう大変! 多々羅木家の妹・美生さんと一緒にイタチさんの尾行を開始することになった僕なのですが……?
ピュア可愛いイタチさんと僕の放課後不思議物語。第14回電撃小説大賞〈大賞〉受賞作第5弾登場ですっ!!


段々と戦いも激化していて前回が全編シリアス方面だったので、またシリアス路線かと思いきや一転してのんびりほのぼの路線。
こういうの待ってた。
やっぱり、こういうほのぼのした雰囲気でこそのほのぼのバカップルでしょう。なんだか落ち着く。
第一話第二話はそれぞれに違う異性が接近というラブコメのお約束な話だったけど、この二人だとこうなっちゃうか。表面はアタフタしつつも芯は揺らがない二人ではドキドキ感ゼロでラブコメ的にはどうかと思うけど、この安心感こそイタチさんだなあ。
また、暴走真一を止める役を時々イタチさんがやっていたのに驚き。このイタチさんの真一との接し方(というか扱い方?)の変化にイタチさん側から見た真一との距離が縮まっているのが感じられてなんとも微笑ましい。ま、真一側は何にも変わってないんだけどw
何人か出てきた新キャラの中では蛇嫁の鱗(りん)がお気に入り。サバサバした性格と豪快な食べっぷり、いいね姉御肌キャラ。しかし大所帯になってきたな(^^; 
そうそう、新井さんは今回も乙女でしたよw
うん、和んだ。ご両人に一言「ごちそうさま」
“三回”とか鏡に映っていたものとか狸の言葉とか気になるワードはいくつか出てきたけど、次はどうなうかな?


ところで、賢淵先生の登場はまだですか?