いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



オルキヌス2 稲朽深弦の調停生活 (GA文庫)

「オルキヌス2 稲朽深弦の調停生活」鳥羽徹GA文庫
オルキヌス2 稲朽深弦の調停生活 (GA文庫 と 2-2)

「貴女が落とした調停員は自販機の方ですか、それとも人間の方ですか?」
「あ、自販機の方で」
「深弦、後でぶっ飛ばしますわ……」
ケンタウロスケットシーの調停から一カ月。新米調停員・稲朽深弦は、ひょんなことから、小さなオルカ・マンドレイクたちと知り合った。
彼女たちが抱える問題を聞き、解決のために奔走し始めた深弦だが、事態はそれほど簡単ではなく悪戦苦闘。おまけに心を読むオルカ・覚まで登場して、事態は思わぬ方向に!?
駆け出し調停員のネゴシエーション・コメディ第2弾、登場!

調停員(人間)とオルカ(喋る動物達)の生活を描いたコメディの第二弾。


やはりこの島にはバカしかいないようだw
新しく何種類ものオルカが出てきたけど、どいつこいつもズレているというか一本ネジが抜けてるというか。そのボケ属性と愛嬌が笑いの伴う脱力感とほのぼの感を与えてくれるんだけど。
それと今回の新登場オルカは可愛いのが多い。風狸と雷獣のもふもふ感も捨てがたいけど、一番はマンドレイク
なにこの緑のかわいいの!? 口絵から凶悪だったけど、話の中での行動もいちいち可愛いとは。なんて卑怯なw
そしてそんなボケボケなオルカ達と主人公深弦(ツッコミ)の漫才が今回も絶好調!
気持ちがいいほどのテンポの良さはそのままに、今回はくどくならない引き際の良さが見事。オリーブさん、軌道修正係お疲れ様でしたw
まあ、若干漫才にしなくてもいいところまで漫才になってしまっているのが玉に瑕だけど。
その他のハートフルな部分や、その強引さに笑えるところを含めて笑顔で終われるオチも良かったし、今回も面白かった。
次の予定もあるようで。まったりペースでいいから長く続いて欲しい。