いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「ライトノベルの楽しい書き方5」本田透(GA文庫)

ライトノベルの楽しい書き方 5 (GA文庫)
ライトノベルの楽しい書き方 5 (GA文庫 ほ 1-8)

12月のビッグイベント、クリスマスパーティが近づく中、南堂学園高等部の男女は浮き足立っていた。最強少女として恐れられつつも、その正体はあまあまラブコメ作家・姫宮美桜の流鏑馬剣と、その暫定彼氏・与八雲は、あまりに互いの趣味が異なるので相手に何をプレゼントすればいいか悩み中。
それは、学園最萌えキャラの市古や最近すっかり家電作家の多々湖、戦国マニアの清麿、剣の従弟・涼牙といった面々も同じこと。
刻々と迫るクリスマスを前にして追い詰められた剣の気持ちは、彼女の描くライトノベルの世界にまで影響し始め……。「ラノたの」第5弾も目が離せない!

ハイテンションドタバタラブコメ第5弾はクリスマス。


すっっっっっすまねー!!!
冒頭の剣の意識改革で一瞬だけ「おっ?」と思ったのだが、、、
4巻で取れたかと思った暫定の文字は戻ってるし、やってることはいつもと同じだし。ニヤニヤシーンをきっちり入れてくれるのはいいのだけど、流石に変化がなさすぎ。これはもう今回から出てきた作中作の三人、特にやすみ嬢に中から頑張って貰うしかないようなが気がするね。
そんないつも通りな二人はさて置き、今回も4巻に引き続き非モテネタが冴えていた。彼らのベクトルを間違った熱い想いが涙と笑いを誘うw
中でもお茄子とふとしの二人の変身っぷりが凄い。予想通り過ぎる彼女の存在と、完全に間違った自信と余裕に笑いが止まらない。種類は失笑、苦笑だけど。『ラブ○○○』ってのはそんなにヤバイのか? 某ネットラジオで「彼女が出来ました。凛○です」の投稿多数でパーソナリティを苦笑させたのは伊達じゃないってことか。
コメントだけの登場の古館先生の存在感もナイスだった。なんだろね、この哀愁w
そんな訳で本筋と違うところの方が面白かった。次はもう進展してくれてもいいと思うんだ。


そういえば4巻の最後に思わせぶりに出てきたレザースーツのお姉さんはオチだけ要員?