いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



第92回全国高校野球選手権大会 第14日 準決勝

第1試合
興南(沖縄) 6−5 報徳学園(兵庫)


興南が5点のビハインドを跳ね返し決勝へ。
興南は攻めでは1回、3回と四番真栄平がチャンスを潰し、守りでも島袋のコントロールが定まらず2回までに5安打3四死球で5失点と最悪の立ち上がり。しかし、5回相手のミスから3点を返すとがっちりと流れを掴み、6,7回で一気に逆転。王者らしい脅威の勝負強さを見せつけた。
報徳学園は良くも悪くも主役は三番中島。1回は先制打、3回には満塁から走者一掃の三塁打と一人で4打点と序盤の大量リードに大きく貢献したが、5回その中島が併殺打だったはずのサードゴロをセカンドに悪送球すると、そこから流れが一辺。6回にも悪送球(記録は何故かヒットだったが)で出塁したランナーが還ったりと、逆転を許す大きな要因になってしまった。



第2試合
成田(千葉) 7−11 東海大相模(神奈川)


乱打戦のシーソーゲームは東海大相模に軍配。
猛暑での連投で疲れの見える両エースから好調な打線が襲い掛かかり、東海大相模は全員安打の19安打、成田も14安打に9四死球を選びと、ほとんどの回でランナーが出る投手戦とは違う緊張感のある試合だった。
勝負を分けたのは守備か。
東海大相模は二遊間の再三のファインプレーや、外野からの完璧な中継でランナーを刺したりと好守で一二三を助けた。
一方の成田は強攻策が裏目にでた三つの併殺打も痛かったが、エラーこそ無かったが無理なフライに飛び込んでしまったり投手のベースカバーが遅れたりと、記録には残らない小さなミスが多く、やらなくてもいい点を与えてしまった。




決勝は興南vs東海大相模
2試合で計300球以上でしかも三連投の一二三は、今日程度かそれ以上に打たれることが予想されるので、東海大相模打線が島袋から何点取れるかが勝負の鍵になりそう。島袋の出来によっては一方的な展開も?