いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「ライトノベルの楽しい書き方7」本田透(GA文庫)

ライトノベルの楽しい書き方 7 (GA文庫)
ライトノベルの楽しい書き方 7 (GA文庫)

学園最強少女にしてライトノベル作家流鏑馬剣。彼女がついに長らく暫定彼氏であった与八雲と正式交際を始めることになった。
初めての正式交際に慌て、八雲が隠している属性について調べたい剣は、周囲にいる担当編集者で八雲の従姉・与心夏やイラストレーターで友人の市古ゆうなに対してヒアリングをスタートしつつ悶々とし続ける。
そんなドタバタを繰り広げているうちに、八雲が大好きなクラゲの一大イベントが開催されることに。しかし、そこは女性二人組でないと参加できないという問題が! 弱った二人は奇策に出る!? そして二人きりのお泊り旅行に待ち受けるものは――。
はたして映画は無事に完成するのか、そして急展開を見せる剣たちの恋の行方は――。


「落ち着け、落ち着くんだ剣」と言わずにはいられない7巻。
正式な彼氏彼女になって剣の可愛い生き物化を期待したのだが、性格的に無理だったか(^^;
妄想力だけがたくましくパワーアップしておられました。実に一冊の内の8割は暴走してる。それはそれで楽しいのだけど、剣の頭の中だけが桃色で、ラブコメなのに全然ニヤニヤ出来るシーンにならないのが玉に瑕。こんなに色気のない混浴シーン初めて読んだわw
そんな訳で暴走も少々食傷気味かと思っていたら、、、残り2割できたよ! ニヤニヤシーン。
おにゃのこのほっぺは引っ張ってみたくなるよね。よくわかります。それに二人の性格を考えるとちゃんとイチャイチャ出来ることに奇妙な安堵感が。
加えて、ストーリーはまた進まないのかと思っていたところでの急展開に次ぐ急展開。ビックリした。進んだことにビックリしたw
ようやくのカップルらしい姿と、この牛歩なシリーズでは類を見ない展開で後半は面白かったし、次も楽しみ。
この親父意見なんか変えそうにないが、二人はどうする?どうなる?