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「新約 とある魔術の禁書目録 (4)」鎌池和馬(電撃文庫)

新約 とある魔術の禁書目録 (4) (電撃文庫)
新約 とある魔術の禁書目録(インデックス)〈4〉 (電撃文庫)

──『11月13日より、我々反学園都市サイエンスガーディアン二七社は東欧のバゲージシティにおいて、格闘大会「ナチュラセレクター」を開催します』──
そのアナウンスが始まりだった。


第三次世界大戦を契機とし、反学園都市勢力は各地で様々な抵抗運動を模索していた。この『ナチュラセレクター』では、トーナメント制の異種格闘大会を通じ、『超能力を凌駕する「異能」を証明する』こと目的としていた。それは、学園都市のアイデンティティを根本から破壊することに他ならない。
魔術と科学の融合組織『グレムリン』の手を借り、その策謀は進む。
そして。
園都市はそれを許さない。
これは、たった三人の『木原』と。たった三人の『グレムリン』。それだけでは済まない、最悪の騒乱。


突然意味不明のトーナメントが始まったと思ったら、いつの間にか『木原』と『グレムリン』の抗争になっていた。何を言っているか(ry
3巻はあれはあれで面白かったんだなあ。“知ってるキャラ達”の群像劇。美琴も出てたし、三人のヒーローの活躍もあったし、大統領は良いキャラだったし、美琴も出ていた(大事なことのなので二回言いました
でもね、いきなりほぼ全部新キャラで群像劇やられてもポカーンですよ。
それも普通の戦乱時の群像劇ならまだしも、やってることがグロテスクな上に疑問を上がればきりがないほど疑問だらけ。
あの混乱状態なのにどいつもこいつも周りの状況をある程度把握しているのは何故? 混乱して無駄な行動している人物がいないのは何故? 学園都市の人間じゃなくても『木原』を正しく理解しているのは何故? スプラッタな描写と違和感とで読んでいて気持ちが悪い。
このシリーズでは魔術サイドになると説明過多で読んでも読んでも進まないという経験は何度かしてきたが、全く面白くなくて進まないという経験は初めてだった。
ぶっちゃけるとあらすじと上条ちゃんが出てくる残り5,60ページだけ読めばいいと思う。