いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「俺の妹がこんなに可愛いわけがない (10)」伏見つかさ(電撃文庫)

俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈10〉 (電撃文庫)
俺の妹がこんなに可愛いわけがない 10 (電撃文庫 ふ 8-15)

あのバカがしばらく一人暮らしをすることになった。受験勉強に集中するためってのと、あとひとつ、お母さんが最近あたしと京介の仲がよすぎることを変に疑ってるらしい……。あたしと京介がそんな関係に──なんて、あるわけないじゃん!
 で、まあ、責任の一端は、ちょっとだけあたしに……あるみたいだし、あいつもどうせコンビニのお弁当とかばっか食べそうだし、仕方ないから、あたしが面倒見てあげようかと思ったんだけど……。
 ちょっとあんたたち、なに勝手に京介の家で引越し祝いパーティ開こうとしてんの!? 発案者の地味子はいいとして、黒いのに沙織に、あやせに……加奈子まで! ていうか、あんたたち知り合いだったの!? えっ? 地味子と仲直り? そんなのあとあと! あーもー、ひなちゃんは言うこと聞かないし! こんなんじゃ京介が勉強に集中できないじゃん!


麻奈美が圏外から帰ってきてくれたよ(´;ω;`)ブワッ
まあ、相変わらず出番は少ないけど。でも、女性陣の中で存在感が増しているのが嬉しい。すっかりみんなのお姉さん役だねえ。いやお母さんのが適切かw
さて、京介が一時的に一人暮らしをする今回は家事スキルの高い黒猫か麻奈美のターンかと思いきや、予想外のあやせ回。
前巻の短編でその気(け)を見せた彼女だったけど、まさかここまでとは。口からは常に鋭利な刃物を吐きながらも行動が完全に恋する乙女モード。ヤンデレ風味なことを除けば基本ノーマルで冷静なあやせが、黒猫に対抗したり墓穴を掘ったりする姿の可愛いこと。京介がエンジェルと崇める気持ちがちょっとわかった。るんるんスキップを想像したら……うん、これは悶えるね。
それにしても、いつのまにやらハーレムラブコメの道を驀進中ですなあ。高校生なのに通い妻がいっぱいいる状況なんて父じゃなくても呆れるわビキビキ あっちでもこっちでも修羅場が展開していてニヤニヤと京介への殺意が止まらないw 特にあのバーベキューはなんなの? 爆破しにいってもおk?
最後はあやせが爆弾を投下して終わったけど次はどうなる?どうする京介? A判定が出たときの約束の内容も気になる。