いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「問題児たちが異世界から来るそうですよ? 降臨、蒼海の覇者」竜ノ湖太郎(スニーカー文庫)

問題児たちが異世界から来るそうですよ? 降臨、蒼海の覇者 (角川スニーカー文庫)
問題児たちが異世界から来るそうですよ?  降臨、蒼海の覇者 (角川スニーカー文庫)

いよいよ始まったアンダーウッドの収穫祭! 飛鳥と耀は狩猟祭に参加し、十六夜は縁日荒らしを、ジンは“ノーネーム”の連盟旗を作るために動き出す。そんななか黒ウサギは、神格を返上したことで最強の“階層支配者”になった白夜叉に連れられ、魔王“平天大聖”の元に向かうが……! そしてお待たせしました!「水着着用が義務!!」(by白夜叉)の“ヒッポカンプの騎手”のメインゲームが始まりますっ!


ちょっと一息な5冊目。
ここ2〜3巻は敵が強大で緊迫した場面が続いた上に、3人の問題児と言いながらもほとんど十六夜無双だったので、飛鳥と耀の影が薄くなりがちだった。
でも今回はお祭りということもあって、3人がそれぞれに”問題児”らしい悪ふざけも活躍の場もある話で、コメディ的な面では1巻以来の楽しさ。
中でも目を引いたのは魔王らとの戦いでの成長を見せつける耀による無双。これは今後の活躍に期待大。飛鳥は……彼女の能力に耐えられるギフト早う!
今回もう一つの見所といえば水着……ではなく、狐耳娘リリちゃんでしょう。
役に立ちたい一心であちこちの手伝いに顔を出す健気な姿がなんとも可愛らしい。黒ウサギもそうだけど、感情によって事細かに描写される耳の動きがあざといよねw
英気の補充と態勢の立て直し完了って感じかな。次はマクスウェルの魔王戦?