いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 (5)」渡航(ガガガ文庫)

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。5 (ガガガ文庫)
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。5 (ガガガ文庫)

長いようで短い夏休みも、もうすぐ終わり。小町といつもの日々を過ごす八幡の家に、結衣が訪れる。さらには戸塚からの誘い、クラスメイトからの頼み事……。そして花火大会で偶然再会したのは、雪乃の姉・陽乃だった! 群れない、期待しない、押してダメなら諦めろ――。人間関係において間違った悟りの境地に達し、孤高を貫く“ぼっちの達人”八幡のスルースキルをもってしても、見過ごせない、やり過ごせない事実が雪乃、結衣、八幡の3人の関係を少しずつ変えていく。間違い続ける青春模様、ターニングポイントの第五弾!

夏休み後半編。他愛ない日常を描いた6つエピソード+α。



おおう、薄いぜ(ページ数的な意味で)
これはあれだね、ヒッキーが基本家でゴロゴロだから描写するようなことがこれだけしかないってことだね。しかも、6話の内2話が妹・小町メインでもう2話にも小町が出てたり小町の差し金だったりで実に50%は妹……(´;ω;`)ブワッ
でも相手が全部女の子ってどういうことなの?(注:彩加はもちろん女の子換算)。浴衣の女の子と花火大会デートとか120%リア充イベントこなしちゃってるし。後半がホラーより背筋が凍る邂逅だったけど。
まあ1つは平塚先生だから女の子ではないか。しかし先生は考え方はしっかりしているし所作は格好いいし時々可愛いし、真面目にいい女だと思うんだけどなんで貰い手いないんだ? ヒッキーには、親が激しく面倒くさそうな雪乃やアホの子由比ヶ浜より先生を推薦したい。 
それにしても、本当に雪乃は出てこなかったなあ。どの話にも雪乃の話題があって、エピローグを含めて5巻全体が雪ノ下雪乃の人物像を見直す話ではあったのだけど、本人が出てこないことには愛でられないじゃない。それに雪乃さんの切れ味鋭いツッコミがないと会話に冴えがない。次からの新学期編に期待かな。
ただ、ヒッキー、雪乃双方に心情変化があって関係性の変化が予告された形で終わっているのだけど、あの二人の性格だと悪い方の変化しか想像できないんだよねえ(^^;