いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



「オカルトリック 02」大間九郎(このライトノベルがすごい!文庫)

オカルトリック 02 (このライトノベルがすごい! 文庫)
オカルトリック 02 (このライトノベルがすごい! 文庫)

狐憑きの探偵助手・玉藻と、超絶美女の引きこもり探偵・ねえさん、向上心溢れるメンヘラ・イソラちゃん(キーワードは女子力!)。ギリギリのバランスを保っていた三角関係は、意識不明だったイソラの姉・舞花の目覚めと共に、次のステージに移行する――真摯で過剰な愛情が織りなす、混沌とした関係はどこへ向かうのか!?オカルト?マジック?ファンタジー?夢と現実と過去が絡み合う、未だかつてない物語をご堪能あれ!


帯にある今世紀最強のメンヘラの称号は伊達じゃなかった。
イソラさんマジ怖い、ウザい、気持ち悪い(誉め言……葉?
玉藻への愛、その一念で全知全能もどきの葛乃葉ねえさんさえも出し抜く出し抜く洞察力と行動力を発揮するばかりか、毒まで制してしまうイソラに戦慄すること間違いなし。
しかし、葛乃葉も負けてはいない。唐突にそんなところに現れてやっちゃいますか。この人も大概だわ。
そんな愛の暴走が交差した結果は……絶句。読み終わった後に思い起こすと、手段を選ばないも程があるという想いと、それでいいのか?という疑問が入り混じった感想が出てきたが、読んだ瞬間は衝撃で言葉がなかった。
あ、その裏でどこかの誰かが事件を起こしたりが色々と画策してたみたいなんだけど、イソラvs葛乃葉の前では些細な問題なので気にしない方向でw
今回もまぎれもなく愛の物語だった。かなり重いけど。胃にずっしりくる重さだったけど。



表紙のイソラの肩に書いてあるのはサブタイトルだったのか。わかるか!w